《膨らんだ意識曲げ》
長いので要約すると、プレイ時に対戦相手1人の手札を公開させて
・土地でない3マナ以下のカード
・4マナ以上のカード
を、1枚ずつ捨てさせる効果です。
現出コストが5黒黒なので、《難題の予見者》を生け贄に捧げれば、1黒黒でプレイ出来ます。
1枚引かれてしまいますけど、予見者で最も厄介なカードを追放し、さらに《膨らんだ意識曲げ》で有用なカード2枚を捨てさせられるのですから、悪くはない交換のはず。
その上で5/5の戦力が残るのは、十分強力ですよね。
勿論、3マナのクリーチャーから、次のターンに現出で出すのも良いです。
黒黒が出るデッキであれば、妨害兼フィニッシャーの役割は、十分担えると思います。
あとはどれだけ環境が遅いか、ですね。
《過去との取り組み》
墓地を3枚肥やした後に、クリーチャーか土地を回収出来るので、この手の呪文にありがちな、土地が墓地に落ちまくって展開できない!ということがありません。
《忌まわしい回収》ほど墓地は肥えませんが、緑単色ならばこれでも十分ですよね。
インスタント・タイミングで動けるだけでも御の字です。
カード性能は勿論ですけど、このカードがグッとくるのは、何と言ってもフレーバー要素。
このカード、旧イニストラードにあった《願い事》と同じ構図で、物語を引き継いでいるのですよ。
《願い事》では少女が井戸にコインを投げ込んでおりますけど、《過去との取り組み》では、その少女が持っていたであろうヌイグルミを、エルドラージが井戸に投げ込んでおります。
このヌイグルミが、少女の殺害を暗喩的に表現しているのか。
それとも、この少女がエルドラージ化して、ヌイグルミを投げ込んでいるのか。
もしも後者の場合、人間としての意識が微かに残っていて、願い事としてヌイグルミを投げているのか。
それとも、人間性との離別を表しているのか。
見れば見るほど絶望的な思いがこみ上げてくる、なんとも凄まじいカードです。
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