東方妄想デュエル⑩(十六夜 咲夜VS小悪魔)
東方妄想デュエル⑩(十六夜 咲夜VS小悪魔)
―紅魔館・使用人控室―

咲夜「掃除は済んだし、お嬢様達のおやつもそろそろ固まる頃。
   まずは一段落かしらね。」
小悪魔「あ、咲夜さん、お疲れ様です。
    休憩ですか?」
咲「あら、小悪魔、お疲れ様。
  えぇ、一先ずはね。小悪魔も?」
悪「はい、新しい本の整理も終わったので、小休止です。」
咲「今回もかなり大量に仕入れたようだけど、整理も大変そうね。」
悪「確かに大変ですけど、新しい本との出会いは嬉しいですからね。
  勿論、それはカードにも言える訳ですけど!」
咲「ちゃっかりデッキを持ち歩いているのね。」
悪「デッキの洗練は上司命令でもありますから。
  咲夜さん、もしもお時間があれば、一戦如何ですか?」
咲「勿論構わないわ。
  今お茶を入れるから、飲みながら楽しみましょう。」
悪「ありがとうございます!」


悪「ではダイスを振って・・・71。」
咲「私は・・・4。
  それにしても、100面ダイスなんてよくあったわね。」
悪「パチュリー様が、たまに魔女仲間とTRPGをやるのに使うんです。」
咲「あの方も色々な趣味をお持ちね。
  それでは・・・」

咲・悪『よろしくお願いします。』


悪「【沼】を置き、【節くれの傷皮持ち】を召喚してターン終了です。」(L20、H5)

節くれの傷皮持ち  (黒)
クリーチャー エンチャント — ミノタウルス

授与(3)(黒)(このカードを授与コストで唱えた場合、これはエンチャント(クリーチャー)を持つオーラ呪文である。クリーチャーにつけられていない場合、これは再びクリーチャーになる。)

節くれの傷皮持ちではブロックできない。
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+1の修整を受けるとともに、それではブロックできない。

2/1


咲「私のターンにドロー、【神聖なる泉】をアンタップインで2点ロス。
 【恩寵の重装歩兵】をプレイしてターンエンド。」(L18、H6)
悪「英雄デッキですか?それにしてもその重装歩兵は
  名前の割に軽装備ですよね。」
咲「あら、テーロスの世界では重装備な方よ?
  身体に腰布1枚装備なんてザラだもの。」

悪「カードを引いて【沼】を置き、【脳蛆】を召喚。
  咲夜さんの手札を見せてください。」

脳蛆  (1)(黒)
クリーチャー エンチャント — 昆虫

脳蛆が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開し、あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。
そのカードを脳蛆が戦場を離れるまで追放する。

1/1


咲「【催眠の悪鬼】のリメイク版ね。どうぞ。」

・平地
・島
・拘留の宝球
・密集軍の指揮者
・太陽神の一瞥

悪「本当だ、指揮者でも腰布1枚ですね。(笑)」
咲「あくまでも指揮者だから、戦わないのかもしれないわね。」

悪「(それにしても、重装歩兵に指揮者に【太陽神の一瞥】?
   完全に英雄化狙いのデッキですね。
   指揮者もキツいけど、ここは・・・)」

咲「どれを追放するのかしら?」
悪「うん、決めました。【拘留の宝球】を追放します。
  そして【節くれの傷皮持ち】で攻撃し、ターン終了です。」(L20、H4)

咲「ドロー、【平地】をセットして、【密集軍の指揮者】をプレイ。
  【恩寵の重装歩兵】で攻撃してターンエンド。」(L18、H4)
悪「カードを引いて【沼】を置き、【節くれの傷皮持ち】で攻撃します。」
咲「受けるわ、残り16。」
悪「では、【饗宴の主】を召喚して終了です。」(L19、H3)

饗宴の主  (1)(黒)(黒)
クリーチャー エンチャント — デーモン

飛行
あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手はそれぞれカードを1枚引く。

5/5


咲「3マナ5/5飛行とは、まさに悪魔。
  英雄になれなければ非力なままの人間とは違うわね。」
悪「その分、代価は高くつきますけどね。」
咲「ドロー、【島】をセット。
  ・・・うん、【戦場の秘術師】をプレイし、ターンエンド。」(L16、H3)

戦場の秘術師  (1)(青)
クリーチャー — 人間、ウィザード

あなたが唱えるインスタント呪文とソーサリー呪文を唱えるためのコストは、それが対象とするクリーチャー1体につき(1)少なくなる。
英雄的 ― あなたが戦場の秘術師を対象とする呪文を1つ唱えるたび、戦場の秘術師はターン終了時まで呪禁を得る。

2/1


悪「私のアップキープに、どうぞ、悪魔の代価をお受け取りください。」
咲「お言葉に甘えていただくわ。1枚ドロー。」(L16、H4)

悪「さて・・・攻撃宣言をして良いですか?」
咲「ダメね、【太陽神の一瞥】をプレイ。
  【戦場の秘術師】の効果で、対象の分だけコストが①減るから
  実質白マナ1つで、場の全員を対象に取れるわ。」
悪「ただタップするだけでなく、英雄的を稼げるのも良いですね。」

咲「では、それぞれの英雄的を誘発させたいのだけれど。」
悪「う~ん、後々のことを考えると、秘術師は生かしておけないですね。
  秘術師の英雄的の誘発にスタックで、【破滅の刃】で処理しておきます。」
咲「了解、秘術師は破壊されるわ。
  そして、指揮者の効果で私のクリーチャー全員に+1/+1カウンターが乗り
  重装歩兵の効果で自身に+1/+1カウンターをさらに追加。」
 
 (重装歩兵:3/4、指揮者:2/2)

悪「ついに英雄的デッキが動き出しましたね。」
咲「これからさらに態勢を整えるわ。
  でもその前に、未来を占おうかしら。
  ・・・うん、下ね。」
悪「では、【変わり谷】を置き、ターン終了です。」(L19、H1)

咲「ドロー、【リーヴの空騎士】をプレイして、【饗宴の主】を『留置』。」
悪「はい、悪魔は次の咲夜さんのターンまで動けません。」
咲「谷がいるから指揮者は手を出せないわね。
  重装歩兵だけでアタックし、ターンエンド」(L16、H3)

悪「私のアップキープに1枚どうぞ。
  私も1枚引いて、【節くれの傷皮持ち】で攻撃。」
咲「残り14。」
悪「うぅん、イマイチ上手く攻めきれませんねぇ。
  【責め苦の伝令】を召喚してターン終了です。」(L16、H1)

咲「ドローして・・・【平地】をセット。
  再度【戦場の秘術師】をプレイするわ。」
悪「なんか、嫌な予感しかしませんね。(汗)」
咲「えぇ、多分チェックメイトよ。
  【船団の出航】をプレイ。」

船団の出航  (白)
ソーサリー

奮励 ― 船団の出航を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)多くなる。
望む数のクリーチャーを対象とする。それらはそれぞれターン終了時まで「このクリーチャーが攻撃するたび、タップ状態で攻撃している白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。」を得る。


悪「攻撃クリーチャーの分だけ1/1トークンが出るんでしたっけ。」
咲「効果は概ねそんな感じね。
  これも【戦場の秘術師】の効果により、『奮励』のコストが軽減されるわ。
  対象に取るのは、重装歩兵、指揮者、空騎士の3体。
  そして、それぞれの英雄的が誘発。」

 (重装歩兵:4/5、指揮者:3/3、空騎士:4/2)

悪「一気に大きくなりましたねぇ。
  でもまだこちらには大型のブロッカーがいますよ。」
咲「えぇそうね、だからまたそちらの悪魔には、止まっていてもらうわ。
  重装歩兵、指揮者、空騎士の3体でアタックし、1/1トークンを3体場に。
  そして、そちらのブロッククリーチャー指定前に、【交通渋滞】をプレイ。」
悪「うっ!」
咲「先ほどの【太陽神の一瞥】同様、追加のマナを支払わずにタップさせてもらうわ。
  そちらのクリーチャー全員と、こちらの重装歩兵と指揮者を、ね。」

 (重装歩兵:6/7、指揮者:4/4、空騎士:5/3
  兵士トークン:2/2×3体)

悪「・・・合計ダメージが21点。
  負け、ですね。」


悪「うぅん、まさかここまでクリーチャーを封じられるとは。」
咲「今回のは出来すぎよ。
  そういう風に組んでいるとはいえ、普通は手札が持たないもの。」
悪「それを、私の【饗宴の主】が手助けしてしまった訳ですね。」
咲「本当にその悪魔には助けられたわ。
  でも、上手くかみ合わなければ5/5にねじ伏せられていたでしょうね。」
悪「【脳蛆】はどうでした?」
咲「リメイク元の【催眠の悪鬼】同様、
  ビートダウンの頭数を増やしながら露払いされるのは厄介ね。
  サイド後は【生命散らしのゾンビ】も入るのでしょうし、頭が痛いわ。」
東方妄想デュエル⑨(寅丸 星VS村紗 水蜜)
東方妄想デュエル⑨(寅丸 星VS村紗 水蜜)
―命蓮寺―

ナズーリン「・・・という訳で、ゼナゴスは神になったのさ。」
寅丸星「なるほど、そんな物語があったのですね。」
ナ「そのせいでエルズペスは責任を取らされるし、
  神の世界との境が曖昧になって向こうの生物はこっちにくるしで
  神々は大慌て。こちらでいう『異変』だね。」
星「(クスクス)巫女さんが飛んできそうですね。」
ナ「おっと、つい話込んでしまったね。
  私は聖に頼まれた用事があるからそろそろ行くよ。」
星「はい、気をつけて行ってらっしゃい。」


星「ふむ、背景物語を知ると、よりデッキに愛着が湧いてきますね。
  歓楽に溺れるのは、決して褒められたことではありませんが。」
村紗水蜜「やっほ、星、何してるの?」
星「おや、村紗。いえね、ナズーリンに教わったテーロスの話を思い返しながら
  デッキを眺めていたのですよ。」
村「かなり話が動いたようだからね。
  お、そのデッキってもしかして、新しいカードのプロキシ入り?」
星「はい、仮組みをしたものです。」
村「いいねいいね、私も新しいデッキを組んでみたんだけど、良かったらやらない?」
星「えぇ、勿論良いですよ。」

村「ではサイコロを振って・・・4と5。」
星「私は1のゾロ目ですね。」
村「じゃあ先攻は貰うよ。では・・・」

星・村『よろしくお願いします。』』


村「じゃぁまず私のターン、【島】セットでエンド。」(L20、H6)
星「1枚引いて、【踏み鳴らされる地】を立った状態で置き、2点減らします。
  【エルフの神秘家】を召喚して終わりです。」(L18、H6)

村「ドローで【島】をセット。
  サモン【潮縛りの魔道士】で【エルフの神秘家】を縛るわ。」
星「了解です。
  その魔道士さんには毎回泣かされますね。」
村「ターンエンド。」(L20、H5)
星「1枚引いて、【森】を置きます。
  【カロニアの大牙獣】を召喚して終わりです。」(L20、H5)

村「ドロー、【島】セット。【宿命的心酔】をプレイ。
  私の【潮縛りの魔道士】をコピーして、トークンを出すわね。
  悪いけど、【カロニアの大牙獣】も縛らせてもらうわよ。」
星「あぅう・・・仕方ありませんね。」
村「私のターンにプレイしたから、占術2を行って・・・
  うん、1枚は上、もう1枚は下ね。
  そして1体目の潮縛りでアタック!」
星「はい、受けて残り16です。」
村「ターンエンド。」(L20、H4)

星「1枚引いて【森】を置き、【クルフィックスの狩猟者】を召喚します。」
村「お互いに厄介なのが来たわね。
  それじゃあ山札の1番上を公開し続けてね。」
星「はい、今は【エルフの神秘家】ですね。
  そして終了です。」(L16、H4)

村「ドロー、【ニクスの祭殿、ニクソス】をセット。
  早速起動して4マナ、【思考を築く者、ジェイス】をプレイ。
  +1の効果を使って、ターンエンド。(ジェイス:4→5)」(L20、H3)
星「うむむ、ジェイスが来てしまいましたか。
  1枚引いて、山札の1番上は【奔放の神殿】ですね。
  ではそのまま神殿を置き、【クルフィックスの狩猟者】の効果で1点回復します。」
村「地味にその回復効果が強そうね。」
星「そうですね、グルールは殴り合いが常ですから、1点の差は大きいです。
  山札の1番上は・・・【歓楽の神、ゼナゴス】!これはこのままですね。
  そして【ドムリ・ラーデ】を出します。」
村「うわっ、狩猟者とドムリが揃っちゃった。」
星「さて・・・
  
  (魔道士さんの呪縛を解きたいところですが、狩猟者を戻されでもして
   ドムリ・ラーデを失うのは望むところではないですね。」
  
  ・・・うん、+1能力を使って【歓楽の神、ゼナゴス】を手札に加えます。
  山札の1番上は【変わり谷】。終了です。(ドムリ:3→4)」(L17、H5)

村「カードを2枚出したのに手札が増えているって、本当に詐欺くさいわね。(汗)
  私のターン、ドローして、私の今の信心は6。
  ニクソスと島から合計7マナで、サモン【トロモクラティス】!」
星「わぁ!大きいですね!
  これがナズの言っていた、海の魔物の親分さんですね!?」
村「・・・そうね。
  (あれ、そうだったっけ?まぁ、ナズも案外適当だからなぁ。)
  
  【トロモクラティス】は、戦闘時以外は呪禁を持つし、そちらのクリーチャーが
  全員でブロックしないとブロックされないという能力を持つわ。」
星「つまり、魔道士さんで寝かされている現状だと、止められない訳ですね。」
村「そういうことね。
  じゃあ、ジェイスの+1を使ってターンエンド。(ジェイス:5→6)」(L20、H3)

星「1枚引いてそのまま【変わり谷】を置き、1点回復します。(L17→18)
  山札の1番上は【カロニアの大牙獣】です。

  う~ん、次のターンにクラーケンさんでドムリを倒されそうですね。
  では今の内に、大牙獣を縛っている擬似魔道士さんを、ドムリの-2能力で
  狩猟者と格闘させておきます。(ドムリ:4→2)。」
村「了解、潮縛りトークンは一方的に破壊されるわ。」
星「では【歓楽の神、ゼナゴス】を召喚して、私の手番は終了です。」(L18、H4)

村「ドローして、ではリクエストにお応えして【トロモクラティス】でドムリにアタック。」
星「はい、防げないのでドムリは倒されます。」
村「ここでジェイスの-2能力を使うわ。(ジェイス:6→4)
  山札の上から3枚を公開。
  
 『島、【解消】、【急かし】』ね。
 
  どう分ける?」
星「・・・では『解消 / 島、急かし』」で。」
村「了解、それなら島と急かしを貰って、解消は山札の底へ。」
星「(おや、てっきり打ち消し呪文を手札に加えるかと思いましたが。
  ・・・あぁ、そう言えばさっき、土地が止まっていましたね。)」
村「今手札に加えた【島】をそのまま場に出してターンエンド。」(L20、H5)

星「縛られていた大牙獣がやっと起き上がり、1枚引きます。
  1番上は【踏み鳴らされる地】なので2点失って立てた状態で置き、1点回復します。
  差し引き1点失っての17点ですね。山札の1番上は【森】です。」
村「やれやれ、全然減らないわね。」
星「手札の消費も抑えられますし、ナズのようにかなり優秀な子ですね。
  
  さて、そちらの親分さんは海底に潜っておりますね。
  ではここで、こちらも大きいものを召喚しておきましょう。
  【カロニアのハイドラ】です。」
村「・・・了解。」
星「戦闘を開始しますが、その前に【歓楽の神、ゼナゴス】の効果が誘発します。
  今出したハイドラを対象に取り、速攻とハイドラの攻撃力分の・・・
  えぇと、今だと+4/+4の修正を与えますね。」
村「そして攻撃時でさらに巨大化する訳ね。」
星「はい、ハイドラの効果で自身のカウンターの数を2倍にします。
  そしてハイドラ(12/12)、ゼナゴス(6/5)、大牙獣(3/3)、狩猟者(2/3)で攻撃。
  攻撃対象は、すべて村紗です。通りますか?」
村「んー、流石に通らないね。
  私の信心は6だから、ニクソスから6マナを生み出すわ。」
星「【サイクロンの裂け目】ですか。
  かなり厳しいですが、それは致し方ありません。」
村「結果を急いじゃダメよ、急ぐのは私だけで十分。
  1マナを使って【急かし】をプレイ。1ドロー。」
星「先ほどジェイスで加えていたカードですね。」
村「これでソーサリーをインスタントタイミングでプレイ出来るようになったから
  【圧倒的な波】をプレイするわ。」
星「新しいものですが、よく効果を覚えていませんね。」
村「範囲がかなり限定的だからね。
  クラーケン、リバイアサン、タコ、海蛇以外は手札に戻ってもらうわ!」
星「!!!」
村「星の場のクリーチャーは全部、こっちは潮縛りね。
  トロモクラティスは『クラーケン』だから流されないわ。」
星「これは困りました。
  取りあえず【エルフの神秘家】を召喚し、手番を終えます。
  もう1枚の神秘家は手札調整で捨てますね。」(L17、H7)

村「ドロー、ニクソスと合わせて6マナ生み出し、サモン【潮縛りの魔道士】。
  もう1度エルフを縛らせてもらうわね。」
星「マナは十分足りておりますし、構いませんよ。」
村「あら、かなり構うと思うわよ?
  これでそっちは『全員で』ブロック出来なくなったんだから。」
星「え?それはどういう・・・
  あっ、親分さん・・・」
村「そういうことね、そして残りの4マナでサモン【古術師】。
  墓地の【圧倒的な波】を回収するわ。」
星「そ、そんな!」
村「トロモクラティスでアタック。」
星「残り9です。」
村「私も【変わり谷】を出し、ジェイスの+1能力を使ってターンエンド。
  (ジェイス:4→5)」(L20、H3)

星「・・・

  (村紗が出せるマナは現在11マナ。
  毎ターン【圧倒的な波】を撃って【古術師】さんで回収されてしまいます。
  しかも魔道士さんの縛り付きで。これでは親分さんが止まらない。

  一方私は、次の引き札である【森】を加えても7マナ。
  ゼナゴスを呼んでいては数が足らないし、呼ばずに数を並べても波で流される。
  唯一クラーケンである【変わり谷】の盾もただの時間稼ぎですし・・・。)」
村「・・・どうする?」
星「はい、もはやこれまでですね。投了します。」


星「青信心といえば【サイクロンの裂け目】だとばかり思っていましたが。」
村「うん、普通はそうだし、そっちの方が断然強いと思うわよ。
  でも折角のシナジーだから使いたかったのと、古術師で延々回すのが面白くって。」
星「デッキにもよるのでしょうが、確かに厄介な動きでしたね。」
村「今回はたまたまよ。
  それにしても、神々の軍勢で、グルールはかなり底上げされた様ね。」
星「そうですね、単純に個々の戦闘力は高いですし、ドムリや狩猟者、ゼナゴスによる
  サポートで、かなり安定感が増したと思います。」
村「トップメタに躍り出るのかしらね。
  沈めがいがありそうだわ。」
星「沈めがいといえば、今回の村紗のデッキ構成、かなり対ビート寄りになってませんか?」
村「そうね、残りのカードもそうだけど、特にグルールを意識しているわ。」
星「黒単やエスパーのようなコントロールはどうするのです?」
村「私は船幽霊よ?」
星「えぇ、そうですね。でもそれに何の関係が?」
村「船幽霊は船しか狙わない。
  つまり、特定のものさえ沈められればそれで満足なの。
  コントロールなんて知らないわ。」
星「な、難儀な性格ですねぇ。(汗)」
―寺子屋・放課後の教室―

チルノ「ついに神々の軍勢のフルスポイラーが出たね!」
大妖精「あまり強いレアカードがないっていう話だけど、私は新しいカードを使えるだけで嬉しいな。」
ルーミア「大ちゃんは純粋なのかー」
リグル「で、どうする?またテーロスの時みたいに、神様デッキでも組んでみる?」
ミスティア「宣伝は基本ね♪(http://seisoku.diarynote.jp/201309290140446818/)」

チルノ「う~ん、それでも良いんだけど、折角のテーロスブロックの続編だからね。ブロック構築をやってみたいかな。」
大妖精「ブロック構築って、テーロスブロック限定でってこと?」
リグル「あ、それも良いかもね。新しいカードを覚えられるし、ギミックも積極的に使えるし。」
ルーミア「面白そうなのかー」
ミスティア「じゃあフルスポイラーを帰って読みこまないとね。折角だから、寺子屋の他の皆とも限定構築をやってみたいかな。」
チルノ「決まりだね!それじゃあみんなにも伝えて・・・」


―寺子屋・廊下―

上白沢慧音(以下、慧)
「・・・ふむ、通りかかって聞こえてしまったが、限定構築か。
 新しいカードに触れ、学び、発想力を伸ばすには良いルールだな。
 ものは試し、私も組んでみるとしようか。」


―翌日、寺子屋にて

稗田阿求(以下、阿)「あの、慧音先生、ちょっとよろしいでしょうか。」
慧「どうした阿求、改まって。」
阿「えっと、慧音先生は、寺子屋の皆が話しているブロック構築の話をご存知でしょうか。」
慧「チルノ達が話していたやつだな。中々に面白そうなルールだ。それがどうかしたのか?」
阿「えぇ、私もやらないかと誘われて組んでみたのですが、チルノさん達と遊ぶ前に、どなたかとテストプレイをしたくて。」
慧「私に付きあって欲しい訳か?それなら丁度良い、私も試しに組んでいた所でな。やろうじゃないか。」
阿「ありがとうございます、では準備をしてきますね。」


慧「サイコロを振って・・・4。」
阿「私は5ですね。先攻を頂きます。」
慧「では・・・」

阿・慧『よろしくお願いします。』


阿「【啓蒙の神殿】をタップ状態で置いて占術・・・
  うん、このままですね。ターン終了です。」(L20、H6)
慧「ではこちらのターンでドロー、同じく【悪意の神殿】をタップ状態で置き、占術。
  ふむ、私もこのままだな。ターンエンドだ。」(L20、H7)

阿「ドローして、島。【メレティスの天文学者】を召喚し、終了です。」(L20、H5)

メレティスの天文学者 (1)(青)
クリーチャー - 人間・ウィザード
英雄的 - あなたがメレティスの天文学者を対象とする呪文を1つ唱えるたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。あなたはその中のエンチャント・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
1/3


慧「ドロー、山を置き、【死呻きの略奪者】を召喚しておこう。ターンエンドだ。」(L20、H6)

阿「ミノタウロスデッキですか。今回も沢山登場しましたし、優遇されている種族ですよね。」
慧「それなりには、な。ただ、軒並み重いので使う者が少なくてな。大会でも肩身が狭い。」
阿「ふふっ、それでも己を貫く慧音先生は、素晴らしいと思いますよ。
  では私のターン。平地を置き、【液態化】を【メレティスの天文学者】へ。
  天文学者の『英雄的』が誘発し、山札を3枚めくりますね。
  ・・・うん、【ニクス生まれの盾の仲間】を手札に加えます。」

ニクス生まれの盾の仲間 (白)
クリーチャー・エンチャント — 人間・兵士
Bestow (2)(白)(このカードを授与コストで唱えたなら、これはエンチャント(クリーチャー)を持つオーラ呪文である。クリーチャーにつけられてないなら、これは再びクリーチャーになる。)
エンチャントされているクリーチャーは+1/+2の修正を受ける。
1/2


慧「なるほど、天文学者にエンチャントしていけば、さらにエンチャントを持ってこれるという訳か。
  一種のエンチャントレスだな。」
阿「確かにそうですね、相対的に土地は手札に来ないので、展開が滞ることもありますけど。
  残りの2マナで【イロアスの英雄】を召喚します。
  そして、天文学者で攻撃、【液態化】の効果で占術1を行い・・・うん、下へ。」

イロアスの英雄 (1)(白)
クリーチャー - 人間・兵士
あなたが唱えるオーラ呪文は、それを唱える為のコストが(1)少なくなる。
英雄的 - あなたがイロアスの英雄を対象とする呪文を1つ唱えるたび、イロアスの英雄の上に+1/+1カウンターを1個置く。
2/2


慧「そのまま受けて、残り19だな。」(L19、H6)
阿「はい、ではターン終了です。」(L20、H4)

慧「ドロー、山を置き、【死呻きの略奪者】で攻撃する。」
阿「残り18です。」(L18、H6)
慧「【憤怒売り】を召喚し、ターンエンドだ。」(L19、H5)

憤怒売り (1)(黒)(赤)
クリーチャー - ミノタウルス・シャーマン
あなたが唱えるミノタウルス呪文は、それを唱える為のコストが(黒)(赤)軽くなる。この効果は色マナのみ軽減できる。(例えば、(2)(赤)のミノタウルス呪文は(2)で唱えられる。)
2/3


阿「(コスト軽減のミノタウロスが出ましたか。これで重量級のクリーチャーが
   飛び出してくることになりますが、まだ余裕はありそうですね。)」

阿「ドロー、平地。【ニクス生まれの盾の仲間】を天文学者へ。(1/3→2/5)」
慧「授与コストも【イロアスの英雄】で①少なくなっている訳だな。」
阿「はい、そうです。それでは天文学者の英雄的が誘発し・・・【エファラの啓蒙】を手札へ。
  そしてこの啓蒙を【イロアスの英雄】にエンチャントし、それぞれの効果で+1/+1カウンターを2つ乗せます。
  これでイロアスの英雄は4/4・飛行です。」

エファラの啓蒙 (1)(白)(青)
エンチャント - オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エファラの啓蒙が戦場に出たとき、エンチャントされているクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
エンチャントされているクリーチャーは飛行を持つ。
クリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはエファラの啓蒙をオーナーの手札に戻してもよい。


慧「了解した、ますます大きくなりそうだな。」
阿「ふふっ、では2体で攻撃し、【液態化】で占術・・・このままで。」
慧「6点受けて残り13だ。」
阿「ターン終了です。」(L18、H3)

慧「ドロー、沼を置く。ではこちらも一気に展開させてもらうとしよう。
  【クラグマの戦呼び】を召喚だ!」
阿「!!!」
慧「私の場の攻撃に参加するミノタウロスはターン終了時まで+2/+0の修正を受けるぞ。
  略奪者(4/3)、憤怒売り(4/3)、戦呼び(4/3)で合計12点だ。」
阿「(もう1体呼ばれなかったのは助かりましたが、よくないですね。)
  残り6です。」
慧「ターンエンドだ。」(L13、H4)

―場のおさらい―

◆阿求の場(L6、H3)


メレティスの天文学者(2/5)
(液態化)
(ニクス生まれの盾の仲間)

イロアスの英雄(4/4・飛行)
(エファラの啓蒙)

啓蒙の神殿
平地×3



◆慧音の場(L13、H4)

死呻きの略奪者
憤怒売り
クラグマの戦呼び

悪意の神殿
山×2


阿「私のターン、ドロー。(うん、これなら・・・)
  平地を置き、2体で攻撃。【液態化】で占術して・・・山札の下へ送ります。ターン終了。」(L6、H3)
慧「(ブロッカーを立たせないというのはかなりきな臭いが、まぁ、攻めるしかないだろうな。)
  ドロー・・・【骨の神託者】を召喚するぞ。」

骨の神託者 (2)(赤)(赤)
クリーチャー - ミノタウルス・シャーマン
速攻
貢納2
骨の神託者が戦場に出たとき、貢納が支払われていない場合、あなたはあなたの手札にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
3/1


阿「貢納クリーチャーですね。慧音先生の手札は4枚ですから、何が飛んでくるか分かりません。
  貢納を支払います、+1/+1カウンターを2つ神託者に乗せてください。」
慧「了解した。では5/3で着地し、そのまま全軍で攻撃する。」
阿「その攻撃はよくないですね。
  攻撃宣言に対応して、【太陽神の一瞥】をX=4で唱えます。」

太陽神の一瞥 (X)(白)
インスタント
クリーチャーX体を対象とし、それらをタップする。占術1を行う。


慧「ふむ、対象はどうする?」
阿「(こちらのライフは残り6。
   パワー4のミノタウロスは1体通して、英雄か天文学者の英雄的を使いたいところですが
   土地を出されて【稲妻の一撃】や【マグマの噴流】を撃たれたら終わりです。)
  
  ・・・そちらのミノタウロス4体を、全員タップしてください。
  そして占術を行い、このままにします。」
慧「攻撃は通らず、か。では山を置いてターンエンドだ。」(L7、H3)


阿「ドローして、【万戦の幻霊】を天文学者に授与します。
  対象に取ったので、天文学者の英雄的が・・・」
慧「その授与は通せないな、【槌の一撃】を撃たせてもらおう。」

万戦の幻霊 (1)(白)(白)
クリーチャー・エンチャント - スピリット
授与 (2)(白)(白)(このカードを授与コストで唱えたなら、これはエンチャント(クリーチャー)を持つオーラ呪文である。クリーチャーにつけられてないなら、これは再びクリーチャーになる。)
万戦の幻霊とエンチャントされているクリーチャーは、それぞれあなたがコントロールするクリーチャー1体につき+1/+1の修正を受けるとともにあなたがコントロールするオーラ1つにつき+1/+1の修正を受ける。
0/0

槌の一撃 (1)(赤)
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、他のクリーチャー1体を対象とする。
その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。


阿「そ、そのカードは・・・」
慧「あぁ、こちらのクリーチャーのパワー分のダメージを、他のクリーチャーに与える呪文だ。
  貢納が支払われたお陰で【骨の神託者】のパワーは5だからな。
  天文学者を焼かせてもらう」
阿「くっ・・・
  では、天文学者が墓地に置かれ、【万戦の幻霊】はクリーチャーとして場に出ます。(3/3)
  私の場にクリーチャーが出たことで【エファラの啓蒙】の効果が誘発しますが、これは行いません。
  そして天文学者の英雄的を解決し、2枚目の【ニクス生まれの盾の仲間】を手札に加えます。」
慧「了解した。」
阿「(【イロアスの英雄】は4/4。
   ここで盾の仲間を授与したところでパワーが6にしかならず、1足りません。
   それは先ほどの啓蒙でも同じこと。ここは耐えるしかありませんね。)
   
   では、【ニクス生まれの盾の仲間】をクリーチャーとして召還し、幻霊は5/5。
   ターン終了です。」(L6、H2)

慧「ドロー・・・うむ、【灼熱の血】で【ニクス生まれの盾の仲間】を焼かせてもらうぞ。」


灼熱の血 (赤)(赤)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。灼熱の血はそのクリーチャーに2点のダメージを与える。このターン、そのクリーチャーが死亡したとき、灼熱の血はそのクリーチャーのコントローラーに3点のダメージを与える。


阿「・・・盾の仲間が死亡したので3点を受けて残り3。
  そしてブロッカーも足りませんね。投了します。」



慧「【イロアスの英雄】でコストを減らし、【メレティスの天文学者】で手札を増やす。実に面白いな。」
阿「本来のエンチャントレスと違って、天文学者が複数いても意味がないのは少々残念ですが
  その分エンチャントを確保しやすくはなっていますからね。」
慧「占術も多く入っているようだし、かなり安定して回せそうだ。。」
阿「ミノタウロスの爆発力も驚きました。まさか一度に12点持っていかれるなんて。」
慧「1体1体が重い分、展開できれば能力は優秀だからな。
  今回のような限定戦だけでなく、スタンダード構築でも期待したいところだ。」
阿「次の環境がどうなるのか、本当に楽しみですね。」
東方妄想デュエル⑦(聖 白蓮VS封獣 ぬえ)
東方妄想デュエル⑦(聖 白蓮VS封獣 ぬえ)
―命蓮寺―

聖「それでは一輪、先方に宜しくね。」
一輪「分かりました姐さん、ではいってきます。」
聖「はい、いってらっしゃい。」

白「さて、まずは一段落ね、お茶でも飲もうかしら。」
ぬ「聖、聖ー。」
白「あらぬえ、お帰りなさい。お茶を飲もうとしていたのだけれど、一緒にどうかしら。」
ぬ「うん、飲むー!
  あ、それと聖、お茶しながらさ、MTGやってくれない?」
白「MTG?勿論良いわよ。ちょっと取ってくるわね。」
ぬ「じゃあその間、お茶の準備をしておくねー。」

白「ぬえの淹れてくれたお茶、美味しいわ。」
ぬ「ありがとう!
  じゃあ聖、サイコロ振って。」
白「10ね。」
ぬ「私は8。」
白「私が先行ね。それでは・・・」

白・ぬ『よろしくお願いします。』


白「【森】を置いて【エルフの神秘家】を召喚、終了。」(L20、H5)
ぬ「ドロー、【湿った墓】をタップイン、エンド。」(L20、H7)

白「ドロー、【踏み鳴らされる地】をアンタップインで2点のライフを支払うわね。
  神秘家で攻撃するわ。」
ぬ「うん、通して残り19。」
白「では、【旅するサテュロス】を召喚して終了。」(L18、H4)
ぬ「ドロー、【沼】をセットして、【肉貪り】をプレイするよ。どっちか選んで。」
白「うぅん・・・では、エルフを生け贄に。」(L19)
ぬ「それじゃあエンド。」(L19、H6)

白「ドロー、【聖なる鋳造所】をアンタップインで2点支払うわ。」
ぬ「ガンガン削るねぇ。」
白「勝利に繋げるためならいくらでも、ね。
  サテュロスからの合計4マナで【歓楽者ゼナゴス】を。」

歓楽者ゼナゴス 2赤緑 [3]
プレインズウォーカー ゼナゴス
[+1]:あなたのマナ・プールに、(赤)および(緑)の好きな組み合わせのマナX点を加える。Xは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数である。
[+0]:速攻を持つ赤であり緑である2/2のサテュロス・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-6]:あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを追放する。あなたはそれらのカードの中から望む枚数のクリーチャー・カードおよび土地カードを戦場に出してもよい。


ぬ「うわぁ、厄介なのがきた。」
白「ふふ、ゼナゴスの[+0]能力を使ってトークンを出すわね。
  そして、そのまま攻撃。」
ぬ「残り17。」
白「では、ターン終了。」(L17、H3)

ぬ「なーんかまずい気がするけど、どうしようもないんだよねぇ。
  ドローで【沼】をセット、そして【悪夢の織り手、アショク】を出すよ。」

悪夢の織り手、アショク 1青黒 [3]
プレインズウォーカー アショク
[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
[-X]:悪夢の織り手、アショクによって追放された、点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは、他のタイプに加えてナイトメア(Nightmare)でもある。
[-10]:すべての対戦相手の手札と墓地にあるすべてのカードを追放する。


白「ぬえも良いカードを持っているわね。」
ぬ「みんなこの色を使わないらしくてさ、交換してもらえたんだ。
  アショクの[+2]能力で聖の山札を3枚追放するよ。
  (アショク:3→5)
  
  ≪奔放の神殿、森の女人像、森≫

  ターンエンド。」(L17)

白「ドロー、【森】を置いて、ゼナゴスの[+1]能力を使って、2マナ生み出すわね。
  (ゼナゴス:3→4)
  その2マナと、鋳造所とサテュロスによる白マナを含む6マナで・・・
  【太陽の勇者、エルズペス】。」

太陽の勇者、エルズペス 4白白 [4]
プレインズウォーカー — エルズペス
[+1]:白の1/1の兵士クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
[-3]:パワーが4以上のクリーチャーをすべて破壊する。
[-7]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。」を持つ紋章を得る。



ぬ「うわっ、エッグい・・・」

白「エルズペスの[+1]能力を使って、トークンを3体出すわ。
  (エルズペス:4→5)
  そして、2/2のトークンで攻撃して、ターン終了ね。」(L17、H2)
ぬ「ドロー・・・ったく、1ターン遅いっての。
  【島】をセットして、【英雄の破滅】をプレイ。
  打点はゼナゴスの方が高そうだから、ゼナゴスを破壊。」
白「あらあら。」
ぬ「で、アショクの2番目の能力で、聖の女人像を出すよ。ターンエンド。
  (アショク:5→3)」(L15、H4)

白「ドローで【寺院の庭】をアンタップイン。これで残り15ね。
  除去とブロッカーを立たせられたのは痛いけれど、これで何とかなるかしら。
  サテュロスから合わせて6マナで、【集団的祝福】。」
ぬ「ぬえぇええええええ!?」
白「(アショクは放っておいても問題なさそうね。)
  全員でぬえを攻撃するわ。」
ぬ「何その爆発力!何とかなるどころの話じゃないわ!
  う~ん、5/5のサテュロス・トークンの方を女人像でブロック。
  あとは通って残りライフが3。」
白「エルズペスでトークンを出して、ターン終了。
  (エルズペス:5→6)」(L15、H1)

ぬ「・・・ドロー、【沼】をセット。【真髄の針】でエルズペスを指定するよ。」
白「メインから入っているのね。」
ぬ「場に出ちゃうと処理できないカードが多いからね。
  アショクの[+2]能力で山札を3枚追放して、ターンエンド。
  ≪歓楽者ゼナゴス、軍勢の集結、世界を喰らう者ポルクラノス≫
  (アショク:3→5)」(L3、H3)

白「(さて、どうしたものかしら。
   情況的には有利だけど、ぬえはまだ勝負を捨てていない。
   ここはこちらも、全力で攻めるべきかしらね。)

   ドローして、全員で攻撃。」
ぬ「・・・」
白「・・・?ぬえ?」
ぬ「ありがとう、聖ならきっと全力で攻めてくれると信じてたよ。」
白「あらあら、何を言っているの。
  今回はこちらが上手く回っただけよ。次も対戦・・・」
ぬ「あぁ、うん、違うんだよ聖。
  1体でも躊躇われていたら負けていたってこと!
  4マナで、【霊気化】!」

霊気化 3青(GTC)
インスタント
すべての攻撃クリーチャーをオーナーの手札に戻す。


白「なっ、そ、そんなカードが!?」
ぬ「トークンは消滅、サテュロスは手札だね。」
白「そのカードは失念していたわ、失敗ね。
  【奔放の神殿】を置いて占術・・・山札の底へ。
  【世界を喰らう者、ポルクラノス】を出してターン終了よ。」(L15、H1)

ぬ「ドロー・・・【欺瞞の神殿】をセットして占術1。山札の底へ。
  聖の手札はサテュロスのみ、か。うん、ここが勝負だね。
 【骨読み】をプレイするわ。」
白「・・・残りライフは1よ?」
ぬ「こうなったら3も1も大して変わらないよ。
  それに、聖が言ったんだよ?
  『勝利に繋げるためならいくらでも』ってね!!

  2枚見て、1枚は上に、もう1枚は下に。
  そして2枚引いて、【破滅の刃】でそっちのポルクラノスを破壊。」
白「・・・ポルクラノスを墓地へ。」
ぬ「ならアショクの2番目の能力で、追放されているポルクラノスを貰うよ。
  ターン終了。
  (アショク:5→1)」(L1、H2)


―場のおさらい―

◆白蓮の場(L15、H1)

手札
旅するサテュロス


集合的祝福
太陽の勇者、エルズペス(ぬえの針で指定)

森×2
踏み鳴らされる地
奔放の神殿
聖なる鋳造所
寺院の庭


◆ぬえの場(L1、H2)

世界を喰らう者、ポルクラノス
悪夢の織り手、アショク
真髄の針(太陽の勇者、エルズペス・指定)

沼×3

欺瞞の神殿
湿った墓


白「ドローして【旅するサテュロス】を召喚。終了よ。」(L15、H1)
ぬ「ドロー、アショクの[+2]で3枚追放。(アショク:1→3)
  ≪太陽の勇者エルズペス、エルフの神秘家、凱旋の神殿≫

  【ディミーアの魔除け】プレイするよ。選ぶのは3番目の山札破壊のモード。」
白「(これでもう1ターン休み、かしらね。)」
ぬ「うん、じゃあ【ミジウムの迫撃砲】と【旅するサテュロス】を墓地へ置くね。
  そして、この子が私のとっておき!【精鋭秘儀術師】!」

精鋭秘儀術師 3青 1/1(M14)
クリーチャー — 人間、ウィザード
精鋭秘儀術師が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札にあるインスタント・カードを1枚追放してもよい。
(Ⅹ),(T):その追放されたカードをコピーする。あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
Xはその追放されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい。


白「除去やカウンターをコピーされると厄介ねぇ。」
ぬ「それでも良いけど、手札を溜められたり火力を引かれたらお終いだからね。
  聖のデッキの正体を見破らせてもらうわ!
  手札から追放するのは【ディミーアの魔除け】よ!」
白「!!!!」
ぬ「ターンエンド。」(L1、H0)

白「・・・ドロー、ターン終了。」(L15、H2)
ぬ「ドロー、アショクの[+2]能力で山札の3枚を追放。(アショク:3→5)
  そのあと、2マナで精鋭秘儀術師の能力を起動して、1枚だけ山札に戻すわ。
  ターン終了。
  ≪追放:嵐の息吹のドラゴン、寺院の庭、歓楽者ゼナゴス
   墓地:凱旋の神殿、岩への繋ぎ止め≫」(L1、H1)

白「ドロー、ターン終了。」(L15、H3)
ぬ「ドロー、さっきと同じ順番でアショクと秘儀術師。(アショク:5→7)」

白「(なんてこと・・・)」

ぬ「追放はミジウムの迫撃砲、ボロスの反攻者、森
  墓地にはエルフの神秘家、旅するサテュロスを送るわ。ターンエンド。」(L1、H2)

白「ドロー、【森の女人像】を召喚、ターン終了。」(L15、H3)
ぬ「ドロー、同じくアショクと秘儀術師。(アショク:7→9)」

白「(私には、アショクを倒す機会があった。
   霊気化の時、何体かを攻撃させないという選択肢もあった)」

ぬ「追放は、復活の声、森、紅蓮の達人チャンドラ
  墓地にはエルフの神秘家、復活の声。ターンエンド。」(L1、H3)

白「ドロー、ターン終了。」(L15、H4)
ぬ「ドロー・・・
  同じく、アショクと秘儀術師。(アショク:9→12)」

白「(でもそのプレイングには、思慮深さも、ぬえのような勝ちへの執念もなかった。)」

ぬ「追放は、山、鍛冶の神パーフォロス
  墓地にはボロスの反攻者、嵐の息吹のドラゴン。ターンエンド。」(L1、H4)

白「ドロー、ターン終了。」(L15、H4)
ぬ「ターン終了時に【墓所への乱入】をプレイ、対象は聖。」

白「(・・・私も、まだまだ、ね。)
  
  うん、ライフまで得られたらもう無理ね、投了するわ。」


ぬ「危なかった、本っ当に危なかった。」
白「本当に見事だったわ、ぬえ。お疲れ様。」
ぬ「ありがとう、聖。お疲れ様。
  そうだ、ねぇねぇ、私が精鋭秘儀術師を出した次のターンのドロー。
  あれってなんだったの?あのドローだけはどうにもならないから、怖かったよ」
白「【平地】だったわ。」
ぬ「良かったー。」
白「それにしても、まさか精鋭秘儀術師が出てくるとは思わなかったわね。」
ぬ「うん、結構色々な呪文が入っているから、面白いかなーって思ったの。」
白「守り切れれば、本当に凄いアドバンテージなのね。
  って、色々って、あとは何が入っているの?
  霊気化とか骨読みとか、見かけないカードも多かったけど。 」
ぬ「本当に色々。インスタントの1枚積みだけで10枚以上かな。」
白「10枚!?」
ぬ「正体不明で面白いでしょ?」
東方妄想デュエル⑥(十六夜 咲夜VS紅 美鈴)
東方妄想デュエル⑥(十六夜 咲夜VS紅 美鈴)
―紅魔館・美鈴の部屋―

(コンコンコンッ)
美鈴「どうぞ、開いてますよ。」
咲夜「お仕事お疲れ様、美鈴。そしてお邪魔するわ。」
美「咲夜さんもお疲れ様です。」
咲「はい、差し入れ。」
美「わぁ!いつもありがとうございます!」

咲「それにしても、レミリアお嬢様には困ったものね。」
美「皆を集めたかと思ったら、いきなり『全員大会で優勝して来い』ですからね。」
咲「FNMでも良いらしいけど、本当に無茶ぶり。まぁ、いつものことだけれど。」
美「地霊殿の皆さんに対抗意識を燃やしているようですね。」
咲「あちらは何名か優勝しているらしいから。こちらはまだ1名だけね。」
美「小悪魔さん、凄いですよね。テーロス環境になってから、黒単信心で暴れているようです。」
咲「パチュリー様も、『小悪魔は私が育てた』とおっしゃっているそうよ。」

美「さて、ではそろそろ練習会を始めましょうか。先攻はどうします?」
咲「美鈴、差し入れのチョコを一つかじってみて。中にナッツが入っていれば先攻で良いわ。」
美「はい、いただきます・・・うん、ナッツですね。」
咲「では・・・」

美・咲『よろしくお願いします。』


美「【セレズニアのギルド門】をタップ状態で置いて、ターン終了です。」(L20、H6)
咲「私のターンにドロー、【神聖なる泉】をアンタップインで2点ロス、【万神殿の兵士】をプレイ。」

万神殿の兵士 白 2/1
クリーチャー — 人間、兵士
プロテクション(多色)
対戦相手が多色の呪文を1つ唱えるたび、あなたは1点のライフを得る。


美「物凄く強い【サバンナ・ライオン】ですね」
咲「こんな人間に出てこられては、さしもの百獣の王も涙目ね。ターンエンド。」(L18、H6)

美「ドロー、【イゼットのギルド門】をタップ状態で置いて、ターン終了です。」(L20、H6)
咲「あら、【安全の領域】デッキはやめて、門デッキにしたの?前のデッキには、そんな色は入らないものね。」
美「そうですね、ちょっと攻撃的なデッキを作ってみたくて、組んでみました。」
咲「そうなの。
  (・・・攻撃的なデッキ?門デッキも攻撃的とは言えないし、別のデッキなのかしら。
   まぁ、進めていけば分かるでしょうけど。)」

咲「ドロー、【万神殿の兵士】でアタック。」
美「はい、残り18です。」
咲「では【平地】をセットして、【果敢なスカイジェク】をプレイ。ターンエンド。」(L18、H5)

美「ドロー、【シミックのギルド門】をタップ状態で置き、【旅するサテュロス】を召喚します。」

旅するサテュロス 1緑 1/2
クリーチャー — サテュロス、ドルイド
T:土地1つを対象とし、それをアンタップする。


咲「(やっぱりどう見ても門デッキね。)
  なるほど、そのクリーチャーでタップインランドの欠点を補う訳ね。」
美「【緑側の見張り】は門しか起こせない欠点がありましたが、このカードは何でも起こせますからね。」
咲「あら、それならお昼寝好きな門番さんも起こせるかしら?(クスクス)」
美「あはは・・・(汗)
  タ、ターン終了です。」(L18、H5)
咲「ドロー、【平地】セット。そして【リーヴの空騎士】をプレイして【旅するサテュロス】を留置するわ。」(L18、H5)
美「うぅん、その能力は地味に厄介ですね。咲夜さんの次のターンまで、サテュロスは動けません。」
咲「では、兵士とスカイジェクでアタック。合計は5点ね。」
美「残り13です。」
咲「ターンエンド。」(L18、H4)

美「ドロー、【森】を置きます。」
咲「(なるほど、迷路と門以外の土地も入っているのね。
   でも、これで門が揃うのは遅れたし、このターンに【至高の評決】が飛んでくることもない、と。)」
美「4マナで【サルーリの門番】を召喚。CIP能力で7点のライフを得て、残り20です。
  ターン終了。」(L20、H)
咲「ドロー・・・本当にその門番は優秀ね。うちにも欲しいくらい。」
美「紅魔館に門は2つもありませんよ。」
咲「ふふ、それもそうね。
  【平地】をセットして【ヘリオッドの槍】をプレイ!」

ヘリオッドの槍 1白白
伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
1白白、T:このターンにあなたにダメージを与えたクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。


美「うっ、全体強化エンチャントですか。」
咲「さらに【精霊への挑戦】をプレイして緑を選択。
  私の白のクリーチャーはすべてプロテクション(緑)を得るわ。全員でアタック、合計11点。」
美「残り9です。」
咲「ターンエンドよ。」(L18、H2)

美「ドロー、【オルゾフのギルド門】をタップ状態で置き、それを【旅するサテュロス】の能力で起こします。」
咲「(【至高の評決】かしらね、まぁ、1度くらいは・・・)」
美「5マナで【クルフィックスの預言者】を召喚します。」

クルフィックスの預言者 3青緑 2/3
クリーチャー — 人間、ウィザード
他の各プレイヤーのアンタップ・ステップに、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーとすべての土地をアンタップする。
あなたはクリーチャー・カードを、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。


咲「・・・え?」
美「どうかしましたか?」
咲「いえ、なんでもないわ、続けてちょうだい。
  あぁ、【万神殿の兵士】でライフを1点得るわね」(L19、H2)
美「了解です。では、【サルーリの門番】で攻撃し、ターン終了。」(L9、H3)

咲「(・・・おかしい、明らかに異質な動き方ね。
   確かに【迷路の終わり】を毎ターン起動できるけれど、この状況で間に合うとは思えない。
   実はクリーチャーがメイン?でも、門デッキにそこまでクリーチャーが入るとは考え難いし・・・)」
美「あのー、咲夜さん?」
咲「あぁ、ごめんなさい、私のターンだったわね。
  ドローして・・・そのキナ臭い預言者には【拘留の宝球】でご退場願うわ。
  そして2枚目の【精霊への挑戦】で、同じくプロテクションは緑。全員でアタック、11点。」
美「咲夜さんのアンタップ・ステップに、預言者の効果で私の土地とクリーチャーは起きています。
  土地から5マナ、【旅するサテュロス】で起こして合計6マナ。X=3で【スフィンクスの啓示】!」
咲「なるほど、預言者を使うなら当然そう構えているでしょうね。」
美「3ドローし、ライフは12に。そして11点受けて残り1です。」(L1、H5)
咲「【万神殿の兵士】でこちらもライフを得て、ターンエンド。」(L18、H1)


―場のおさらい―

◆美鈴の場(L1、H5)

旅するサテュロス
サルーリの門番
クルフィックスの預言者(拘留の宝球で追放中)


セレズニアのギルド門
イゼットのギルド門
シミックのギルド門
オルゾフのギルド門


◆咲夜の場(L18、H1)

万神殿の兵士
果敢なスカイジェク
リーヴの空騎士

拘留の宝球(預言者にエンチャント中)
ヘリオッドの槍

神聖なる泉
平地×3


美「ここが正念場、ですね。」
咲「そうね、そちらのライフは残り1。ここからどう守っていくのか興味深いわ。」
美「・・・言ったでしょう?“攻撃的なデッキを組んだ”って!
  ドロー、【ゴルガリの魔除け】で【拘留の宝球】を破壊します。
  そして、【裂响周围】!!」
咲「は、【はじける境界線】!?」
美「【サルーリの門番】で攻撃し、【ボロスのギルド門】を置きます。
  そして【旅するサテュロス】で門を1つ起こし、【はじける境界線】の効果で門を2つタップ。
  咲夜さんに2点を飛ばします。」
咲「【万神殿の兵士】で1点のライフを得ているから、合計で3点ダメージね。」(L15、H1)
美「ターンエンドです。」(L1、H3)

美「咲夜さんのアンタップ・ステップで、こちらのクリーチャーと土地をアンタップ。」
咲「【はじける境界線】が動き出せる、という訳ね。
  もう形振りなんてかまっていられないわ!
  ドローして、全員でアタック、そして【アゾリウスの魔除け】をプレイし、絆魂を得るモードを・・・」
美「【森】から【濃霧】を唱えます。」
咲「~~~~~~~~~~~~~!!!」
美「何かしますか?」
咲「ターンエンド、よ。」
美「では、それに対応して門5つと、【旅するサテュロス】で起こした門で【はじける境界線】を起動します。」
咲「残り9。」(L9、H1)

美「ドローして、【シミックのギルド門】をタップ状態で置きます。
  そして、先ほどと同じく【はじける境界線】で6点飛ばし、ターン終了です。」
咲「残り3。そして私のドロー前に・・・」
美「はい、門をタップして3点飛ばします。」
咲「投了、ね・・・」(L3→0)


咲「あと一歩が及ばなかったわね。」
美「なんとか間に合いました。」
咲「結局見かけなかったけど、【迷路の終わり】は入っているの?」
美「勿論入っていますよ。アンタップする手段はありますし、手札破壊やカウンターをものともしない勝ち手段は魅力ですからね。」
咲「なるほど、揃えられればそれで勝つし、揃わなくとも【クルフィックスの預言者】で【はじける境界線】のダメージを倍にして削りきる、と。
  確かに攻撃的ね。」
美「でも、その分防御的なパーツは従来の門デッキよりも減らしていますから、早い相手にはサイドからかなり入れ替えます。」
咲「私のこのデッキも、多少は早さを意識したつもりなのだけれど。」
美「十分早いと思いますよ。
  しかもただ早いだけじゃなくて、相手を封じながら立ち回りますから、結構厄介でした。」
咲「・・・ねぇ、もう1回やらない?」
美「勿論、何戦でもお付き合いしますよ。」
咲「ふふっ、こんなに月も紅いから?」
美「こんなにチョコが甘いから、です。」
東方妄想デュエル⑤(洩矢 諏訪子VS東風谷 早苗)
東方妄想デュエル⑤(洩矢 諏訪子VS東風谷 早苗)
―守矢神社―

諏「早苗ー!早苗ー!」
早「ど、どうしました諏訪子様、大きな声を出して。」
諏「あっ、早苗!私とやろう!今すぐやろう!」
早「お、お昼からなんて発言を。」
諏「違うの!MTG!私と一戦やって!お願い!」
早「(あ、これはどなたかにコテンパンに負けたようですね。)
  冗談ですよ、諏訪子様。一応お約束は回収しませんとね。
  では、さっき組み上がったデッキを持ってきます。」
諏「うん、ありがとう!」


諏「じゃあコイントスで決めよう。」
早「え、諏訪子様の目の前にサイコロがあるじゃないですか、しかも大量に。」
諏「神は賽を投げないの!」
早「えぇっ!?まぁ、良いですけど。では、私は裏で。」
諏「じゃぁいくよー・・・表!」
早「諏訪子様が先攻ですね。」
諏「うん、マリガンはないよ。」
早「私もなしです。では・・・」

諏・早『よろしくお願いします。』


諏「【繁殖池】をアンタップインで、残り18。そしてサモン【雲ヒレの猛禽】、ターンエンド。」(L18、H5)
早「ドロー、【森】をセット。そして【エルフの神秘家】を召喚してエンドです。」(L20、H6)

諏「ドロー、【森】をセット。2マナでサモン【円環の賢者】。
  賢者が出たことで猛禽が進化(0/1→1/2 ①)するよ。
  カウンターとしてサイコロを置くね。」
早「そのためのサイコロでしたか。確かに面を置くだけで、賽を振ったり投げたりはしませんね。」
諏「たまに匙は投げるけどね。猛禽でアタック!」
早「残り19です。」
諏「ターンエンド。」(L18、H4)
※○内の数字は、そのクリーチャーに乗っている+1/+1カウンターの数です。

早「ドロー、【寺院の庭】をアンタップインして残り17。そしてエルフからマナを出して【ロクソドンの強打者】を召喚。エンドです。」(L17、H5)
諏「ドロー、【森】をセット。サモン【反逆の混成体】!」

反逆の混成体 1緑緑 3/2(DGM)
クリーチャー — ビースト、ミュータント
進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
反逆の混成体が進化するたび、あなたがコントロールする+1/+1カウンターが置かれている「他の」各クリーチャーの上に、それぞれ+1/+1カウンターを1個置く。


早「わぁ、完全な進化デッキですね。最近だと珍しい気がします。」
諏「前は全体除去が多かったけど、今は少し減ってきたから組んでみたの。
  混成体が出たから、猛禽と賢者がそれぞれ進化するよ。

 (猛禽 1/2→2/3 ②
  賢者 1/2→2/3 ①)

  ロクソドンがいるから猛禽だけでアタック。」
早「2点で残り15です。」
諏「ターンエンド。」(L18、H3)

早「( 諏訪子様のデッキは進化デッキ。その特性上あまり早くはないはずですから、まずは盤面を固めてしまうことが重要ですね。)
  ・・・ドロー、【平地】をセット。エルフからマナを出して【セレズニアの声、トロスターニ】を召喚します。そして強打者で攻撃です。」
諏「うん、通して残り14。」
早「エンドです。」(L15、H4)

諏「ドロー、【島】をセット。賢者から緑1マナ出して、サモン【クルフィックスの預言者】。」

クルフィックスの預言者 3緑青 2/3
クリーチャー — 人間、ウィザード
他の各プレイヤーのアンタップ・ステップに、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーとすべての土地をアンタップする。
あなたはクリーチャー・カードを、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。


諏「預言者は2/3だから、猛禽と賢者は進化しないけど、混成体は進化。
  そして混成体の効果が発動するから、+1/+1カウンターが乗っている、私の他のクリーチャーに+1/+1を乗っけるよ。

 (猛禽 2/3→3/4 ③ 
  賢者 2/3→3/4 ②
  混成 3/2→4/3 ①)

  猛禽だけでアタック!」
早「パワー3の飛行ですか。流石にここまで育つと結構痛いですね。残り12です。」
諏「素のサイズが大きいから、セレズニアも厄介なんだけどね。ターンエンド。」(L14、H2)


早「(テーロスから低コストの大型クリーチャーが増えましたから、このまま放って置くともう二回りは大きくなりそうですね。こちらもサイズを上げて膠着させましょう。)
  
  こちらのアンタップ・フェイズに、預言者の効果で諏訪子様のクリーチャーと土地がすべてアンタップですね。
  ドローで【森】をセット。そしてエルフと合わせて5マナ・・・【テューンの大天使】を召喚します!」
諏「来たね、早苗のお気に入りのカード。」
早「テーロスに天使はいなかったので、私の天使コレクションは増えませんでしたけど、先のM14で加わったこのカードは強力ですよ。
  
  大天使が出たことにより、トロスター二の効果でライフを4点得て、残り16。
  そして私がライフを得たので大天使の効果が発動。私の全クリーチャーに+1/+1カウンターが1つずつ乗ります。

  (エルフ 1/1→2/2 ①
   強打者 4/4→5/5 ①
   トロスターニ 2/5→3/6 ①
   大天使 3/4→4/5 ①)

諏「そっちもいっぱい乗るデッキだねぇ。はい、サイコロ。いっぱいあるから使ってよ。」
早「ありがとうございます。では・・・攻撃をしないでエンドです。」(L16、H3)

諏「んー、それじゃあ早苗のターン終了時に、こっちもM14のカードを出すよ。
  賢者からのマナを合わせて5マナで、サモン【カロニアのハイドラ】!」
早「え、そ、そのカードの効果って確か・・・」
諏「んっふっふ~、こっちが進化デッキだから、育つ前に盤面を固めようって思ったでしょ。次のターンで一気に育つよ。

  でもその前に、進化を処理するね。

 (猛禽 3/4→4/5 ④ 
  賢者 3/4→4/5 ③
  混成 4/3→5/4 ②)

  そして、混成体が進化したから他のカウンターが乗っているクリーチャーがさらに大きくなるよ。

 (猛禽 4/5→5/6 ⑤ 
  賢者 4/5→5/6 ④
  混成 5/4のまま. ②
  ハイドラ 4/4→5/5 ⑤)

  うん、後はやることがないね。」
早「・・・では、改めてエンドです。」


―場のおさらい―

◆諏訪子の場(L14、H1)

雲ヒレの猛禽 5/6 ⑤
円環の賢者  5/6 ④
反逆の混成体 5/4. ②
クルフィックスの預言者 2/3
カロニアのハイドラ 5/5 ⑤

森×2
島×1
繁殖池×1


◆早苗の場(L16、H3)

エルフの神秘家 2/2 ①(タップ状態)
ロクソドンの強打者 5/5 ①
セレズニアの声、トロスターニ 3/6 ①
テューンの大天使 4/5 ①

森×2
平地×1
寺院の庭×1
※早苗の土地はすべてタップ状態


諏「ドロー、【森】をセット。・・・うん、一気にいっちゃおう。
  賢者以外のクリーチャーでアタック。ハイドラの効果で、こっちのクリーチャーに置かれている+1/+1カウンターの数を、すべて2倍にするよ。

 (猛禽 5/6→10/11 ⑩
  賢者 5/6→ 9/10 ⑧
  混成 5/4→ 7/6  ④
  ハイドラ 5/5→10/10 ⑩)」

早「(・・・手札を1枚残して、賢者は攻撃してこない?単純に全員で攻撃してきても、もうほとんどこちらに打つ手はないと分かっているのに?
   まさか、こちらの手札にある【太陽の勇者、エルズペス】を読まれたのでしょうか。いや、普通この手のデッキには入らないから読まれるはずは・・・)
諏「早苗、どうしたの?」
早「え?あぁ、すみません、ちょっと考えていました。
  では・・・

  猛禽を大天使、混成体を強打者、ハイドラはトロスターニでブロック。預言者は通します。」(L、H)

諏「ならそれに対応して、賢者でマナを生み出すよ。ハイドラの効果で2倍になっているから緑マナ8つだね。
  そして、青マナを2つ加えて、サモン【首席議長ゼガーナ】!」

早「えっ、何故このタイミングで!?」
諏「トランプルがないから引きたいの。
  ゼガーナは、私の場の一番高いパワーに等しい+1/+1カウンターが置かれて出てくるよ。
  今の状態だと・・・10だね、だから11/11。
  そしてそのパワーに等しい数のカードを引く訳だけど、まずは面倒な進化の処理をしておこうか。

 (猛禽 10/11→11/12 ⑪
  賢者  9/10→10/11 ⑨
  混成  7/6 → 8/7  ⑤
  ハイドラ 10/10     ⑩)
  
  さらに混成体の効果で

 (猛禽 11/12→12/13 ⑫
  賢者 10/11→11/12 ⑩
  混成 8/7      ⑤
  ハイドラ 10/10→11/11 ⑪)

  あとはゼガーナの効果で11枚ドロー。」

早「6面体だと、サイコロの出し入れや動きが忙しそうですね。」
諏「うん、結構大変。だけど、前に20面体を使っていた時は転がっちゃって、1度訳が分からなくなったことがあってね。」
早「なるほど、だから6面体を。」
諏「そういうこと。・・・いいね、引いたよ。
  残った7マナから、2体目の【反逆の混成体】をサモン。そして【狩猟の神、ナイレア】も追加。」

早「うぅん、引かれちゃいましたか。でも、トランプルがついても諏訪子様の攻撃クリーチャーのパワー合計は33。
  一方こちらのタフネスの合計は16で、さらに大天使の絆魂効果で4点軽減として、差し引きは13。
  私はライフ3で生き残りますね!」

諏「早苗、混成体の進化のこと忘れてるでしょ。」
早「え?だって混成体は8/7ですから、6/6のナイレアでは進化しないはずじゃ・・・」
諏「そっちじゃなくて、2体目の方。
  この子はまだ3/2だから、ナイレアで進化するよ。
  攻撃に参加しているクリーチャーだけ抜き出すけど、猛禽、1体目の混成体、ハイドラの『3体』にそれぞれ+1/+1。
  その合計は?」
早「・・・3、ですね。まさかここまで育たれるとは。」(L16→0)



諏「やったー、勝てたー!」
早「【カロニアのハイドラ】のことをすっかり忘れておりました。
  進化クリーチャーと組み合わせると、凄いことになるのですね。」
諏「うん、序盤からいたクリーチャーは一気にフィニッシャーになるし、攻撃前に混成体やゼガーナで水増しもできるから、相手の計算を狂わせられるのは強みだね。」
早「さらに今回は【クルフィックスの預言者】もいましたから、全然サイズが読めませんでしたよ。」
諏「でしょでしょ、進化デッキ面白いでしょ!」
早「でも、やっぱり全体除去が辛くありませんか?数が少なくなったとはいえまだまだコントロールはおりますし。
  そう言えば諏訪子様、この間にとりさんのお店のFNMに参k・・・」
諏「(真顔)」
早「・・・」
諏「・・・3戦して、青黒コンと、エスパーコンと、青白コンに当たった。」
早「わぉ。」
諏「そしてさっき、神奈子に【神々の憤怒】で焼き尽くされた。」
早「あぁ、うん、通りで・・・」
東方妄想デュエル④(二ツ岩マミゾウVS多々良小傘)
東方妄想デュエル④(二ツ岩マミゾウVS多々良小傘)
―命蓮寺―

小傘(以下、傘)「おっどろっけおっどろけ、おっどっろけ~♪」
マミゾウ(以下、マ)「楽しそうじゃの、から傘お化け。」
傘「あ、おはようマミゾウ!」
マ「うむ、おはよう。」
傘「って、親分、どうして床にカードを散らかしてるの?」
マ「別に散らかしている訳ではないぞい。デッキを考えておったんじゃ。テーロスが発売されて、それなりに経ったからの。」
傘「なんだかんだで環境が固まりつつあるよね、プロツアーも終わったし。」
マ「そうじゃ小傘、今時間はあるかの?ぬえが帰ってくる前に、ちょっとデッキを調整したいんじゃ。」
傘「いいよー、じゃあデッキを取ってくるね。」
マ「すまんの。」


マ「6面サイコロで・・・6、6」
傘「うわぁ、強い。私は5、3。」
マ「なら先攻をいただくぞい。マリガンはなしじゃ。」
傘「こっちもなし。では・・・」

マ・傘『よろしくお願いします。』


マ「まずは【森】を置いて【エルフの神秘家】を召喚。終わりじゃ。」(L20、H5)
傘「私のターン、ドロー。【イゼットの門】を出してターンエンド。」(L20、H7)

マ「ドロー、【森】を置いて【炎樹族の使者】を召喚。使者の効果で(赤)(緑)を加えるぞい。
  そして【森の女人像】を出して終わりじゃ。」(L20、H3)

森の女人像 1緑 0/3
クリーチャー — 植物
防衛、呪禁
T:あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。


傘「むー、そっちは早いなー。私のターンでドロー、【島】を出して【凍結燃焼の奇魔】を召喚。で、エンドするよ。」(L20、H6)

マ「ホッホッ、そろそろ行くぞい?ドローして【ニクスの祭殿、ニクソス】を場に出す。」

ニクスの祭殿、ニクソス
伝説の土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
2、T:色を1つ選ぶ。あなたのマナ・プールに、あなたのその色への信心に等しい点数のその色のマナを加える。(あなたの色への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれるその色のマナ・シンボルの数に等しい。)


傘「うわぁ、信心の土地だ。」
マ「土地から2マナ出してニクソスの効果を起動。信心は4じゃから緑4マナじゃ。
そしてエルフでマナを出し、【高木の巨人】を召喚。終わりじゃ。」(L20、H2)

高木の巨人 2緑緑緑 6/6
クリーチャー — 巨人
到達
3緑緑緑:怪物化3を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを3個置く。これは怪物的になる。)
高木の巨人が怪物的になったとき、対戦相手がコントロールする飛行を持つクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。


傘「え、次のターンで最大9マナ!?」
マ「おぬしはよく驚くのう。おどかしがいがあるぞい。」

傘「・・・ドローして、ちょっと痛いけど【蒸気孔】をアンタップイン。(L18)
【神々の憤怒】をプレイ!」

神々の憤怒 1赤赤
ソーサリー
神々の憤怒は各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。
このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。


マ「むぅ、こちらは【高木の巨人】以外追放じゃ。」
傘「ターンエンド!」(L18、H5)
マ「仕方がないのう、ドローして【高木の巨人】で攻撃じゃ。」
傘「残り12。」
マ「【森】を出し、【世界を喰らう者、ポルクラノス】を召喚して終えるぞい。」(L20、H1) 

傘「ドロー・・・【島】を出して【閉所恐怖症】を【世界を喰らう者、ポルクラノス】に。ターンエンド。」(L12、H4)
マ「随分と変わったカードを使ってくるのう。
  では儂のターン、ドローして・・・【高木の巨人】で殴っておこうか。」
傘「通します、残り6。」
マ「【神秘の神殿】を出して、占術1を行うぞい。
  ・・・ふむ、このままにしておくかの。終わりじゃ。」(L20、H1) 

傘「ドローして【島】。【海の神、タッサ】を召喚するよ。」

海の神、タッサ 2青 5/5
伝説のエンチャント クリーチャー — 神
破壊不能
あなたの青への信心が5未満であるかぎり、海の神、タッサはクリーチャーではない。
(あなたの青への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(青)の数に等しい。)

あなたのアップキープの開始時に占術1を行う。
1青:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。


マ「ほほぅ、神を召喚するか。おぬしの信心は丁度5じゃから、クリーチャー化しておるの。」
傘「2体目の【凍結燃焼の奇魔】を出してターンエンド。」(L6、H2)

マ「ドロー・・・2マナで【ニクスの祭殿、ニクソス】の効果を使って5マナ生み出し、追加1マナで【獣の統率者、ガラク】じゃ!」
傘「うわー!うわー!」
マ「早速+1能力を使わしてもらうぞい。
  5枚公開して・・・

  【森の女人像】
  【繁殖池】
  【前駆ミミック】
  【島】
  【狩猟の神、ナイレア】

  ふむ、【繁殖池】と【島】以外を手札に加えて終わりじゃな。」(L20、H4)


傘「あうぅ、私のターン!【海の神、タッサ】の効果で占術1して・・・山札の下へ。
  そしてドローで、【鍛冶の神、パーフォロス】を召喚!」

鍛冶の神、パーフォロス 3赤 6/5
伝説のエンチャント クリーチャー — 神
破壊不能
あなたの赤への信心が5未満であるかぎり、鍛冶の神、パーフォロスはクリーチャーではない。
(あなたの赤への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(赤)の数に等しい。)

他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、鍛冶の神、パーフォロスは各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。
2赤:あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。


マ「赤と青の二柱のそろい踏みか、圧巻じゃのう。」
傘「ターンエンド!」(L6、H2)


―場のおさらい―

◆マミゾウの場(L20、H4)

高木の巨人
世界を喰らう者、ポルクラノス
獣の統率者、ガラク

森×3
ニクスの祭殿、ニクソス
神秘の神殿


◆小傘の場(L6、H2)

凍結燃焼の奇魔×2
海の神、タッサ
鍛冶の神、パーフォロス
閉所恐怖症

島×3
蒸気孔
イゼットの門


マ「ドローして・・・
  (ふむ、小傘の場も大分キナ臭くなってきたの。ここらで1回【世界を喰らう者、ポルクラノス】で除去しておくか・・・
   まぁ、まずはガラクで様子見かの)」

傘「(ドキドキ)」

マ「【島】を出し、【獣の統率者、ガラク】の+1効果で山札を公開じゃ。

  【エルフの神秘家】
  【炎樹族の使者】
  【森】
  【高木の巨人】
  【ニクスの祭殿、ニクソス】

  なるほどのう、では【森】と【ニクスの祭殿、ニクソス】以外を手札へ。
  
  そして、【炎樹族の使者】と【エルフの神秘家】を場に出し、使者の2マナで【ニクスの祭殿、ニクソス】の効果を使うぞい。
  緑10マナを生み出し、【神秘の神殿】の1マナで合計11マナ・・・【高木の巨人】と【前駆ミミック】を召喚し、ミミックは巨人にしておく。
  うむ、決着は次のターンでつけるとするかの。終わりじゃ。」

傘「むむむ、わちき諦めない!タッサで占術して・・・山札の下へ。
  そしてドロー・・・お?」


マ「・・・お?
  どうしたんじゃ?」
傘「【山】を出して、【変化+点火】の点火をマミゾウ本体へ。」
マ「ふむ、残り18じゃな。」
傘「・・・4マナで【波使い】」

波使い  3青 2/1
クリーチャー — マーフォーク・ウィザード
プロテクション(赤)
あなたがコントロールするエレメンタル・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
波使いが戦場に出たとき、あなたの青への信心に等しい数の青の1/0のエレメンタル・クリーチャー・トークンを戦場に出す。
(あなたの青への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(青)の数に等しい。)


マ「えぇと、おぬしの場には青の信心が、【波使い】も入れて・・・8つか。トークンが8体出る訳じゃな。」
傘「(コクコク)」
マ「そうすると、【鍛冶の神、パーフォロス】の効果が8つ分発動するから16点ダメージ。
  儂のライフが点火で18になっておるから・・・うぬ、残り2か!危ないところじゃったのう。」
傘「あの・・・【波使い】も入れてあげて。」
マ「あぁそうか、【波使い】も場に出たから2点飛ぶんじゃの・・・って、おぉ!?」(L18→16→0)
傘「お、お、おどろけー!!」


マ「うぅむ、変な欲をかかず、普通に【世界を喰らう者、ポルクラノス】の怪物化能力を使っておくんじゃったのう。」
傘「うん、それをされたら信心が足りなくて、逆転できなかった。」
マ「それにしても、【神々の憤怒】で場を焼きながら、その効果を受けない高タフネスやエンチャントで信心を貯めていくとは、なかなかに面白いデッキじゃな。」
傘「普通の青単や赤単信心デッキじゃ、もう誰も驚かないからね。こういう形ならちょっとは驚いてくれるかなーって。」
マ「はっはっは、おぬしはいつもそればっかりじゃな。」
傘「そういう妖怪だからね。マミゾウだってそうでしょ?コピーして増える【前駆ミミック】なんて入れてるんだから。」
マ「ついでに怪物『化』という言葉遊びも、の。」
傘「おぉ!わちき驚いた!」
東方妄想デュエル③(水橋パルスィVS星熊勇儀)
東方妄想デュエル③(水橋パルスィVS星熊勇儀)
前回パチュリー編を書いたので、今回はパルスィ編。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。

-旧地獄・渡る者の途絶えた橋-

勇儀(以下、勇)「よう、水橋の。おはようさん。」
パルスィ(以下、パ)「・・・おはようって、もう夕方よ?また朝まで飲んでたの?」
勇「あぁ、まぁね。ヤマメ達と、1点ライフが減るたびに盃一杯って勝負をしていたら、盛り上がってねぇ。」
パ「・・・呆れた。」
勇「それはそうと、また新しいデッキかい?」
パ「ん?えぇ、そうね。M14のフルスポイラーが出ていたから、ちょっと組んでみているの。
  新環境での大会用のデッキも用意しないといけないし。」
勇「地上のFNMだったかい?すっかりはまっちまってるんだねぇ。
  まぁ、パルスィが楽しいならそれが一番だけどさ。」
パ「はまっている訳ではないけれど・・・。あ、勇儀、もしもこのあと時間があるなら、ちょっと調整に付き合ってくれない?このデッキを試してみたいの。」
勇「勿論良いさ、私も新環境のデッキを組んでいたところだしね。実を言えば、昨日もそれで盛り上がったのさ。じゃぁ、ちょっと持ってくるよ。」


パ「ダイスロール・・・9、4。」
勇「こっちは5、9。先攻をもらうよ。そしてマリガンもない。」
パ「私もこれでいくわ。では・・・」

勇・パ『よろしくお願いします。』

勇「【踏み鳴らされる地】を2点支払って出し、【東屋のエルフ】を召喚。ターン終了だ。」(L18、H5)
パ「ドロー・・・【草むした墓】をアンタップイン、こちらも【東屋のエルフ】を召喚。ターンエンド。」(L18、L6)

勇「カードを引き、【東家のエルフ】で攻撃する・・・通るかい?」
パ「ブロックしないわ。残りライフ17。」
勇「なら【森林の墓地】を出して【円環の賢者】を召喚。ターン終了。」(L18、H4)

パ「こちらのターン、ドロー。【森林の墓地】をセットしてエルフと一緒に3マナタップ、【エルフの大ドルイド】を召喚するわ。ターンエンド。」(L17、H5)

勇「さて、そろそろ加速させてもらうかねぇ。
  カードを引いて【竜髑髏の山頂】を出し、【ラクドスの血魔女、イクサヴァ 】を召喚する。勿論解鎖だ。
  そしてイクサヴァが場に出たので【円環の賢者】が進化。
  イクサヴァ(4/4)と円環の賢者(2/3)で攻撃するよ。」
パ「通すわ・・・残りライフ11。」
勇「ターン終了。」(L18、H3)

パ「(ジャンドカラーで【ラクドスの血魔女、イクサヴァ】・・・、マズい、次のターンにあのクリーチャーがきたら・・・)
  ドロー・・・【森】をセット。【エルフの神秘家】を召喚。
  そして【エルフの大ドルイド】と土地から計5マナで【スラーグ牙】を召喚。ターンエンドよ。」(L16、H3)
エルフの神秘家 緑 1/1
(T):あなたのマナ・プールに(緑)を加える。

勇「緑/黒マナ残しか。まぁ、ここは攻めるしかないわな。」

勇「カードを引き、【踏み鳴らされる地】を2点支払って出すよ、残り16だ。
  そして【カロニアのハイドラ】を召喚。円環が進化(3/4)。」
カロニアのハイドラ 3緑緑 0/0
トランプル
カロニアのハイドラは+1/+1が4個置かれた状態で戦場に出る。
カロニアのハイドラが攻撃するたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。


パ「(やっぱり・・・)」
勇「【ラクドスの血魔女、イクサヴァ 】の効果でハイドラは速攻を持つ。
  そして全軍で攻撃する際、ハイドラの効果でこちらの+1/+1カウンターの数を2倍にする!
  ハイドラ(8/8・トランプル)、イクサヴァ(5/5、先制攻撃)、円環(5/6)で攻撃だ。」
パ「【スラーグ牙】と【エルフの神秘家】で【円環の賢者】をブロック。
  双方相打ちし、ビースト・トークンが出るわね。残りは受けるわ。」(L3、H3)
勇「ターン終ry・・・」
パ「そちらのエンド前に、【悲劇的な過ち】を【カロニアのハイドラ】へ。-13/-13修正で死亡させるわ。」
勇「了解。それなら改めて終了だ。」(L16、H2)

パ「ドロー・・・【沼】をセットして、【エルフの大ドルイド】と合わせて5マナ・・・
  【影生まれの悪魔】を召喚!【ラクドスの血魔女、イクサヴァ】を破壊するわ。」
影生まれの悪魔 3黒黒 5/6
飛行
影生まれの悪魔が戦場に出たとき、デーモンでないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードが6枚未満の場合、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。

勇「こちらは破壊されて、そっちには5/6飛行か。キツイねぇ。」
パ「ビースト・トークンで攻撃。」
勇「受けるよ、残りライフ13だ。」(L13、H2)
パ「ターンエンド。」(L3、H1)

勇「(・・・こちらの場には【東家のエルフ】が1体だけ。
   向こうの場には【影生まれの悪魔】、【東家のエルフ】、【大ドルイドのエルフ】、ビースト・トークンがいる。
  ライフでは勝っているが、圧倒的に不利だな。)」

勇「カードを引き・・・よし、【根縛りの岩山】をセットして【ドムリ・ラーデ】をプレイし、そのまま+1能力を起動する。
  めくれたのは【ラクドスの血魔女、イクサヴァ】だな。手札に加えるよ。」
  そして【魔女跡追い】を召喚。ターンエンドだ。」(L13、H1)
魔女跡追い 1緑緑 3/3
呪禁
対戦相手1人があなたのターンに青か黒の呪文を唱えるたび、魔女跡追いの上に+1/+1カウンターを1個置く。


パ「こちらのアップキープの開始時、墓地に6体クリーチャーがいないので【影生まれの悪魔】の生贄強要能力が発動するわ。
  ビースト・トークンを生け贄に。
  ドローして、土地から2マナで【突然の衰微】、【ドムリ・ラーデ】を破壊。
  さらに土地から2マナ・・・【漁る軟泥】を召喚するわ。」
勇「きたか。」
漁る軟泥 1緑 2/2
(緑):いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし、それを追放する。
それがクリーチャー・カードである場合、漁る軟泥の上に+1/+1カウンターを1個置き、あなたは1点のライフを得る。


パ「ターンエンド。。」(L3、H0)

勇「カードを引き、【ラクドスの血魔女、イクサヴァ】を解鎖で召喚しておく。ターン終了だ。」(L13、H1)
パ「そちらのエンド時、エルフ達から3マナを得て【漁る軟泥】の能力を使うわ。対象はそちらの墓地のクリーチャー・カード3枚。
  火力が怖いから、1つずつね。」
勇「大丈夫だ、何もないよ。」
パ「クスッ、こういう時、鬼のあなたが相手だとホッとするわ。」(【漁る軟泥】6/6に)(L6、0)

―場のおさらい―
◆勇儀(L13、H1)

クリーチャー
東屋のエルフ、魔女跡追い、イクサヴァ

土地
踏み鳴らされる地、森林の墓地、竜髑髏の山頂、踏み鳴らされる地、根縛りの岩山

墓地:ドムリ・ラーデ

除外:円環の賢者、カロニアのハイドラ、イクサヴァ

◆パルスィ(L6、H0)

クリーチャー
東屋のエルフ、エルフの大ドルイド、漁る軟泥

土地
草むした墓、森林の墓地、森、沼

墓地:エルフの神秘家、スラーグ牙、悲劇的な過ち、影生まれの悪魔、突然の衰微



パ「こちらのターン、アップキープの開始時に【影生まれの悪魔】の効果、悪魔自身を生け贄に捧げるわ。
  そしてドロー・・・あら、ここでこのカードが来てくれるのは頼もしいわね。【エルフの大ドルイド】と土地から6マナで【死橋の詠唱】をプレイ。
  場に出した効果で、山札の上からカードを10枚墓地へ送るわ。ターンエンド。」(L6、0)
  
墓地へ落ちたカード
【草むした墓】、【化膿】、【森】、【スラーグ牙】、【東屋のエルフ】、【沼】、【影生まれの悪魔】、【死橋の大巨虫】、【大ドルイド】、【神秘家】

勇「なるほど、【エルフの大ドルイド】でマナ加速しながら【死橋の詠唱】を出し、邪魔な墓地のカードは【漁る軟泥】で排除する訳か。厄介なデッキだねぇ。」
パ「【影生まれの悪魔】が強要する6枚も達成出来るし、逆に墓地を空にして、悪魔自身や【スラーグ牙】を回し続けてもいいし、ね。」

勇「ドロー・・・だが、そのカードを入れているのそっちだけじゃないよ!【漁る軟泥】召喚!」
パ「!?」
勇「私には、エルフも含めて緑マナが4つ出せる。今の内に厄介そうなカードを取り除かせてもらうよ。
  そっちの墓地にある【影生まれの悪魔】、【影生まれの悪魔】、【化膿】、【突然の衰微】を除外だ。」
パ「対応して【東屋のエルフ】能力から緑1マナで、【影生まれの悪魔】1枚はこちらが取り除かせてもらうわ。」(【漁る軟泥】7/7に)(L7、H0)
勇「了解。ターン終了だ。」(【漁る軟泥】3/3に)(L14、H1)

パ「アップキープの開始時、【死橋の詠唱】の効果で・・・【エルフの大ドルイド】が場に。
  ・・・勇儀、今ライフいくつ?」
勇「14点だ。」
パ「そう、なら・・・賭けに出させてもらうわね。
  【エルフの大ドルイド】と土地から合計5マナ生み出し、先に【突然の衰微】を勇儀の【漁る軟泥】に。」
勇「おや、引かれたかい。」
パ「そして【本質の収穫】をプレイ。
  対応して緑1マナでこちらの墓地の【神秘家】を【漁る軟泥】で取り除き(8/8)、そちらは8点のライフを失い、こちらは8点得るわ。
  ターンエンド。」(L15、H0)

勇「カードを引くよ・・・
  (くっ、【カロニアのハイドラ】か。
  仮に召喚して殴りかかった場合、こちらの場は

  東屋のエルフ(1/1)、狼(3/3)、イクサヴァ(5/5)、ハイドラ(8/8)

  となる。
  向こうの【漁る軟泥】は9/9になるし、こっちのもう1枚の手札は【竜髑髏の山頂】。どの道このターンでは仕留めきれない。
  そして、相手の墓地には【本質の収穫】も含めて残り11枚。このターンに1枚取り除けるから10枚。
  次のターンのアップキープの開始時に、本質を撃つ3マナを残し、緑8マナで墓地を除外すれば、本質と何か1枚になる。
  確率は1/2か・・・)」
パ「どう・・・かしら?」
勇「・・・【カロニアのハイドラ】を召喚、ターン終了だ。」

パ「それならターン終了時に、【東屋のエルフ】の効果で緑1マナ、墓地の【東屋のエルフ】を除外。【漁る軟泥】が9/9、ライフは16に。
  そして私のターン、アップキープの開始時に、【エルフの大ドルイド】2体、【東屋のエルフ】、土地1枚から合計緑マナ8マナを生み出し、【突然の衰微】と【本質の収穫】を残し、すべて除外するわ。
  最後に【死橋の詠唱】の効果・・・」
勇「・・・」
パ「・・・【本質の収穫】を手札、に。
  そしてドロー・・・収穫をプレイするわ。何か・・・ある?」
勇「・・・何もない、投了だ。」


勇「良いところまで行ったが、イマイチ攻めきれなかったねぇ。」
パ「残りライフが3になってからは、いつ火力が飛んでくるかと気が気じゃなかったわ。」
勇「クリーチャー主体で組んでいるから数が少なかったとは言え、確かに引かなかったねぇ。
それにしても水橋の。その【死橋の大巨虫】は一体なんだい?」
パ「あぁ、これ?死橋つながりだし、墓地に置かれた際のクリーチャー強化手段として入れてみているの。一応マナはエルフ達から出せるしね。」
勇「それに、例の娘も喜ぶし、かい?」
パ「リ、リグルは関係ないわ。そもそも私、昔からこのカードを使っていたし。」
勇「私は『リグル』とは一言も言っていないんだがねぇ?」
パ「・・・意地悪。」
東方妄想デュエル②(パチュリーVS小悪魔)
東方妄想デュエル②(パチュリーVS小悪魔)
M14のフルスポイラー記念に、短文をペタリ。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。

―紅魔館・大図書館―

パチュリー(以下、パ)「こあー、小悪魔ー。」
小悪魔(以下、悪)「パチュリー様、大声を出しますとお身体に障りますよ。」
パ「上にいたのね。ちょっと降りてきてくれる?」
悪「一体どうされたのですか?どこかお出かけにでも?」
パ「そんな訳ないじゃない。これよ、天狗の持ってきた新聞。」
悪「(外出はいつもながらの“全面否定”、ね。)
  これは・・・M14のフルスポイラーですね。私もさっき見ましたが、面白そうなカードが揃いましたね。」
パ「フルスポイラーを読んで、新環境のデッキを構築したから、テストプレイに付き合って欲しいのだけれど・・・
  これから何か予定でもある?」
悪「大丈夫ですよ。私もさっき組んで、試したかったところですし。今持ってきますね。」



悪「ダイスロール・・・7ですね。」
パ「私は・・・8。私の先行ね。マリガンはないわ。」
悪「私もありません。では・・・」

パ・悪『よろしくお願いします。』


パ「【魂の洞窟】をセット、指定は『スリヴァー』。」
悪「(―“予想外の結果”!)
  え、パチュリー様、いつものコントロール系のデッキではないのですか?」
パ「うん、それも考えたのだけれど、折角スリヴァーが出たのだし、たまにはこういうデッキも組みたくてね。
  続けるわね、【魂の洞窟】から【風乗りスリヴァー】を召喚。ゴー。」(L20、H5)
風乗りスリヴァー 青 1/1
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは飛行を持つ。

悪「カードを引いて、【沼】を置いてターン終了です。」(L20、H7)

パ「ドロー、2枚目の【魂の洞窟】をセット、指定は同じく『スリヴァー』よ。
  そして2マナから【捕食スリヴァー】を召喚。」
捕食スリヴァー 1緑 1/1
あなたがコントロールするすべてのスリヴァー・クリーチャーは+1/+1の修正を受ける。

パ「2/2になった【風乗りスリヴァー】でアタック。」
悪「残り18ですね。」(L18、H7)
パ「ゴー。」(L20、H4)

悪「カードを引いて【沼】を置き、ターン終了です。」(L18、H7)
パ「(2ターン続けて沼・・・引きが悪いのかしら。それとも・・・)
  ドロー、2点ライフを支払い【神聖なる泉】をアンタップイン。
  3マナから【収差スリヴァー】を召喚。」
収差スリヴァー 2赤 2/2
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは速攻を持つ。

パ「何もないなら3体でアタック。」
悪「(―“怒涛の突進”。流石にマズい。)
  そのダメージは痛いですね。【夜の犠牲】で【捕食スリヴァー】を破壊します。」
パ「では2体でアタックね。3点受けてちょうだい。ゴー。」(L20、H3)

悪「カードを引いて・・・【沼】を置き、【吸血鬼の夜鷲】を召喚。」
パ「流石に再録はされなかったわね、そのカード。レミィも好んで使っていたのだけれど。」
悪「代わりに【夜の子】が再録されましたけど、ちょっと見劣りしてしまいますよね。
  では、ターン終了です。」(L15、H6)

パ「ドロー、【陽花弁の木立ち】をセット。【マナ編みスリヴァー】を召喚。」
マナ編みスリヴァー 1緑 1/1
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは「(T):あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。

悪「スリヴァー全員に【極楽鳥】の効果付属ですか。厄介ですね。」
パ「それでも打点は伸びないし、そもそも夜鷲がいたのでは動けないわね。ゴー。」(L18、H2)

悪「カードを引いて、【沼】を置き・・・【吸血鬼の夜鷲】で攻撃します。」
パ「通すわ、残り16。」
悪「こちらは夜鷲の魂絆の効果で17ですね。
  では、数が並びきる前に、一先ず場をリセットさせて頂きます。
  【もぎとり】をプレイ。」
パ「【呪文裂き】をプレイ。最大のパワーは【収差スリヴァー】の2だから、2マナ要求。」
悪「やはりありましたか、当然払えません。」
パ「では、【もぎとり】を打ち消すわ。」(L16、H1)
悪「カウンター・スリヴァーとは、確かにパチュリー様らしいですね。
  ターン終了です。」(L17、H5)


パ「(【沼】4枚からの【もぎとり】・・・もしかしたらタッチされているかもしれないけど、ほぼ黒単色の構築ね。
    確かに【堕落】や【夢魔】が再録されて組みたい気持ちはわかるけど、こあも好きねぇ。)
  ドロー、【変わり谷】をセット。ゴー。」(L16、H1)
変わり谷 土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(1):ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。

悪「カードを引いて、【沼】を置き・・・【悪魔の顕現】を唱えます。」
パ「通すわ。」
悪「では、ターン終r・・・」
パ「ターン終了時、土地から5マナ、スリヴァー達から3マナ生み出し、H=5で【スフィンクスの啓示】をプレイ。」(L21、H5)
悪「(―“忌まわしい光景”)
  なるほど、減りがちな手札はそのカードで補う訳ですね。
  では、改めてターン終了時に【悪魔の顕現】の効果を使って5/5のデーモン・クリーチャー・トークンを出し、ターン終了です。」(L17、H4)

パ「ドロー、2点のライフを支払って【寺院の庭】をアンタップイン。
  そして・・・スリヴァー2体から2マナ、土地から4マナを生み出し、X=4で【ラクドスの復活】!」

悪「(―“突然の衝撃”!!!!!)
パ「通るなら4点のダメージと、手札を4枚捨ててちょうだい。」
悪「うぅ、通ります・・・」

(捨てた手札:【憑依された板金鎧】、【沼】、【不気味な帰還】、【堕落】)
憑依された板金鎧 4 アーティファクト - 装備品
装備しているクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
(0):憑依された板金鎧はターン終了時まで装備品ではない4/4のスピリット・アーティファクト・クリーチャーになる。この能力はあなたがクリーチャーをコントロールしていないときにのみ起動できる。
装備(4)

不気味な帰還 2黒 インスタント
このターンに戦場からいずれかの墓地に置かれた、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。
そのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。

パ「なるほど、そういうデッキね。」
悪「ど、どうしてスリヴァーデッキからそんなカードが飛んでくるんですか!?」(L13、H0)
パ「【マナ編みスリヴァー】のおかげで結構マナが出るから、試しに入れてみたの。効果はてきめんだったみたいね。
  【捕食スリヴァー】を召喚して、ゴー。」(L19、H3)


悪「確かにキツい状況ですけど、もう十分なマナはありますし、サイズでも勝ってます。
  あとは決め手をもう一つ・・・よし、【影生まれの悪魔】を召k・・・」
パ「スリヴァー達から2マナ、X=1で【中略】。」
悪「(―“繰り返す悪夢”)!!!!!」
パ「5マナでは、十分なマナではなかったようね。」(L19、H2)
悪「うぅ・・・ターン終了です・・・」(L13、H0)

パ「ドロー・・・
  こちらの土地は6枚(内1枚が【変わり谷】、スリヴァー達は4体。
  うん、そろそろ決め時ね。
  
  土地から出した1マナで【変わり谷】をクリーチャー化(【捕食スリヴァー】の効果で3/3)。
  5体になったスリヴァー達から5マナ、土地から1マナを生み出し、【覚悟/意欲】を融合でプレイ。
  こちらのクリーチャーは全員アンタップし、破壊不能、接死、絆魂を得るわ。」
悪「大盤振る舞いですね。」
パ「そして、残りの土地から3マナ、パワー2のスリヴァーから2マナで【茨投スリヴァー】を召喚。」
茨投スリヴァー 4赤 2/2
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは「このクリーチャーが攻撃するたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。
これはそれに1点のダメージを与える」を持つ。

悪「攻撃時に1点のダメージが発生するスリヴァーですね。
  あれ?パチュリー様の【茨投スリヴァー】以外のスリヴァーが接死持ちということは・・・」

パ「そういうこと、ね。
  捕食スリヴァー(2/2)、収差スリヴァー(3/3)、茨投スリヴァー(3/3)、変わり谷(3/3)でフルアタック。
  捕食スリヴァーと収差スリヴァーの攻撃時の接死ダメージでそちらの2体を破壊し、残り2体のダメージは、こあ本体に飛ばすわ。」
悪「残りライフ11です・・・」
パ「こちらのパワーの合計もピッタリ11。」
悪「ま、負けましたぁ・・・」



悪「ビートダウンデッキだと思ったら、思いっきりコントロールでしたね。」
パ「本来ならカウンター・スリヴァーのように動くはずだったのだけど、何故かコントロールの動きになったわね。失敗だったかしら。」
悪「パチュリー様らしいと言えば、パチュリー様らしいですけどね。
  魔理沙さんだったら、全部のスリヴァーを突っ込んで、呪文は【ドムリ・ラーデ】だけ、という思い切った構成にしそうです。」
パ「ふふっ、それは言えているわね。」
東方妄想デュエル①(魔理沙VSパチュリー)
パチュリーのデッキを考えていたら不意に妄想が弾けたので、いつも以上に気持ちの悪い妄想デュエルをペタリ。下手な文章も相まって、閲覧注意。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。


―紅魔館・大図書館―

魔理沙(以下、魔)「なぁ、パチュリー。」
パチュリー(以下、パ)「どうしたの?魔理沙、怪訝な顔をして。」
魔「確か今日は、ドラゴンの迷路のカードを見せてくれるって約束だったよな?」
パ「そうね。まだ出回っていないのをレミィがどこからか持ってきたから、あなたに見せてあげようと思って小悪魔を使いに出したわ。」
魔「ついでに一戦交えようという言伝だったよな?」
パ「そうね。」
魔「じゃあ、その机の上にうず高く積まれているのは、新しいカードだけじゃなくって…」
パ「デッキね。」

魔「………」
パ「………」

魔「おいパチュリー、なんでこのご時世に、しかも新カードを見せようって時のデッキがバベルなんだよ!」
パ「何を言っているの。新しいカードだって、そう1つのデッキにいくつも入るものではないわ。それならこうして沢山使える方が合理的じゃない。」
魔「複数作れよ、デッキを!」
パ「図書館でそう声を荒げるものではないわ。やってみれば話は早いわよ。」
魔「確かにそうだが…」
パ「ほら、早く始めましょう。妹様が起きてくる前に。」
魔「まぁ、フランが入ってきたら一瞬で倒壊するよな、そのデッキ。無駄にトリプルスリーブだし。」
パ「こぁが一晩でやってくれました。」
魔「…鬼め。」


魔「ダイスロール…6か。」
パ「私は…9。私の先行ね。マリガンはないわ。」
魔「私も大丈夫だ。では…」

パ・魔『よろしくお願いします。』


パ「【繁殖池】をタップイン、ゴー。」(L20、H6)

魔「私のターン、ドロー。2点支払って【踏み鳴らされる地】をアンタップ状態で場に出し、【実験体】を召喚するぜ。ターンエンドだ。」(L18、H6)

パ「ドロー、【森】をセットして【遥か見】をプレイするわ。そして【神無き祭殿】をタップイン。ゴー。」(L20、H5)

魔「(いきなり4色が揃ったか。あの土地の選び方からすると、もしや5色入れているのか?)」
魔「…まぁ、今考えても仕方がないな。私のターン、ドロー。【根縛りの岩山】を出し、【炎樹族の使者 】と【火打ち蹄の猪】を召喚。【実験体】の効果で、自身に+1/+1カウンターを2個乗せるぜ。そして【実験体】で攻撃だ。」
パ「いいわ、グルールの得意な展開ね。残りライフは17よ。」
魔「まぁ、このくらいわな。ターンエンドだ。」(L18、H4)

パ「ドロー…2点支払って【蒸気孔】をアンタップイン。4マナで【レインジャーの道】をプレイするわ。そして【繁殖池】と【寺院の庭】をタップイン。ゴー。」(L15、H4、土地6)

魔「やっぱり5色だったか。それにしても強気だな、この状態でフルタップとは。」
パ「グルール相手に多少の被弾は覚悟の上よ。」
魔「多少ときたか、それならこっちは好きにさせてもらうぜ!」
魔「ドローして【森】を場に出し、全員で攻撃。ブロック指定前に【実験体】に【ゴーア族の暴行者】の[勇血]で+4/+4とトランプルを付ける。通るなら12点だ。」
パ「通るわ、残りライフ3。」
魔「…ターンエンドだ。」(L18、H3)

魔「(如何に展開が遅く、好きなカードが引きにくいバベルとはいえ、随分と悠長だな。ドラゴンの迷路のカードもないし、何を狙っているんだ?)」
魔「(まぁ、私の手札には【地獄乗り】がある。仮に全体除去をされようが、次のターンで終わりだ!)」

パ「ドロー、【シミックのギルド門】をタップイン。…そうね、そろそろ新しいカードを見せようかしら。」
パ「3マナで【盗まれた計画】をプレイするわ。」

盗まれた計画 (1)(青)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを自分の墓地に置く。カードを2枚引く。


魔「【予言】のマルチカラーか。対象はどっちだ?」
パ「私よ。ライブラリーのトップから2枚、墓地へ送るわ。【戦慄の感覚】と【機知の戦い】ね。そして2ドロー。…ゴー。」(L3、H5、土地7)

魔「よりにもよって勝ち手段が落ちたな。まぁ、【戦慄の感覚】なんて厄介なカードも落ちたが。」
パ「全然厄介そうな顔をしていないわよ、魔理沙。【地獄乗り】を持っているのでしょう?」
魔「ドロー。流石のご炯眼だな。2点のライフを支払って【踏み鳴らされる地】をアンタップ状態で場に出し、お望み通り【地獄乗り】を召喚するぜ。」
魔「さぁどうする?如何に【戦慄の感覚】でも、もう私のクリーチャーは止められないぜ?」

パ「…3マナで【暴動鎮圧】。」

暴動鎮圧 (2)(白)
インスタント
あなたは、あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャー1体につき1点のライフを得る。このターン、あなたに与えられるすべてのダメージを軽減する。


魔「おっ、また新しいカードだな、どんな効果だ?」
パ「そちらのクリーチャーの数に等しいライフゲインと、私へのダメージの無効化よ。」
魔「【濃霧】の効果とライフ回復の組み合わせは厄介だな、なら【地獄乗り】の効果で4点…」
パ「勘違いしないで。【暴動鎮圧】が無効化するのは戦闘ダメージだけではない。私へのすべてのダメージよ。」
魔「げっ、さらに厄介だな。」
パ「まぁ、その分こちらのクリーチャーへのダメージは軽減できないけど、赤相手に自分を守るには最適なカードね。」(L7、H4、土地7)
魔「このターンでトドメはさせなかったか。ターンエンドだ。」(L16、H2)

パ「ドロー…。ねぇ魔理沙、あなた確かさっき言ったわよね、このデッキがバベルだって。」
魔「あぁ、確かに言ったな。その山札の高さを見れば誰だってそう思うだろ。現に【機知の戦い】も入っていたし。」
パ「そうね。でもその指摘、半分正解で半分不正解よ。」

パ「【森】をセットし、2マナ支払って【イゼットの魔除け】をプレイ。選ぶのは3番目のモード。2ドローし、【セレズニアのギルド門】と【全知】を捨てるわ。」
魔「なるほど、【全知】も入っている訳か。だがそれが一体…」
パ「そしてさらに5マナで【オブゼダートの救済】をプレイ、選ぶのは今捨てた【全知】よ。」

オブゼダートの救済 (3)(白)(黒)
ソーサリー
あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。


魔「なっ!クリーチャーだけじゃなく、パーマネントのリアニメイトなんてありなのか!?」
パ「これで私がプレイする呪文はすべてマナ・コストを支払わなくてよくなったわ。」
パ「追加で【高まる野心】をプレイし、ライブラリーから【時間の熟達】をサーチしてそのままプレイするわ。そしてゴー。」(L3、H1、土地8)

パ「私の追加ターン…さぁ、そびえ立つ英知の塔にひれ伏しなさい!」
パ「墓地から【高まる野心】をFB。そしてもう半分の正解、【機知の戦い】と【時間の熟達】をサーチしてそのままプレイするわ。どう?続ける?」

魔「ぐっ…悠長なのは私の方だったか…」(投了)



魔「他にはどんな新カードを入れているんだ?」
パ「そうね、ドローカードなら【発掘された道しるべ】、除去なら【変化/点火】や【花崗岩の凝視】、上手くいけばかなりのマナ・ブーストになる【原形質捉え】も面白いから採用しているわ」
パ「あとは決め手として【天才の煽り】や【ラル・ザレック】も期待して入れているけど、マナの問題でこの辺りはまだ調整中ね。」
魔「なるほど、使えるカードは多い訳だな。流石にバベルを使うのは、パチュリー以外にいないと思うが。」
パ「確かにバベルはそう多くはないでしょうけど、今回のように【全知】に期待して【オブゼダートの救済】を使うプレイヤーは出てくると思うわ。」
パ「とにかく全ギルドのカードが登場したから、今まで以上に多彩なデッキが出回るのは間違いないでしょうね。」
魔「それは楽しみだな。あー、私も早く新カードを使ってみたいぜ。」


================


はい、如何だったでしょうか。
多くの東方MTG動画が登場しているので、私も感化されてこの手の文章を書きたくなりましてね。
書きなぐってしまいました。

文字だけでは分かり難いですし、間違いも多くあるでしょう。
そもそも現実では、バベルでこんなブン回りはまず出来ないので、本当に妄想上でしか実現しえないデッキだと思います。
ただ、本当にデュエルシナリオを考えるのって大変なのだなと、動画制作者様の苦労の何十分の一かでも味わえた気がします。

いつも楽しいひと時を届けてくださる制作者の皆様には、感謝しませんとねぇ。
パルリグは翠緑の浪漫
別の候補は「パルリグが俺の大巨虫」。と言いますか、良いカップリング名募集。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。

今回の日記は、気持ちの悪い妄想および下手な文章の羅列のみの構成です。ご注意ください。

私が東方の中で一番好きなキャラクターである『水橋パルスィ』は、橋姫という妖怪であり、『緑色の目をした怪物』という二つ名を持っております。

妄想デッキこそ投稿しておりませんが、私の中でパルスィは、緑色であり、『橋』の字が入っているからという理由で【死橋の大巨虫】を愛用しているのですよ。
この度ドラゴンの迷路にて、スペック的にまったく太刀打ちできない【ワームの到来】が登場したことで、あのカードが妬ましい!という嫉妬パワーが燃え上がった為、名実ともに水橋パルスィは、大巨虫をさらに愛用するようになった、という後日談付きで。


私の妄想設定の中で、【死橋の大巨虫】を愛用しているキャラクターはもう一人おります。
そう、虫を操る能力を持つ『リグル・ナイトバグ』です。

彼女はとにかく虫のカードが好きで、大会にも必ず虫デッキで臨むのですが

「そんなカードは誰も使わない」

と周りに馬鹿にされ、実際まったく戦績はよくありませんでした。(もちろん、それでも彼女はめげませんし、周りも馬鹿にしつつも、リグルのデッキにかける愛情は認めているのですが)


そんなある日、リグルがいつものように大会の卓に座った時のことです。
まったく見たことのないプレイヤーが、彼女の向かいにおりました。
黄金色に輝く絹糸のような髪を結わえ、愁いを帯びた翠色の瞳が印象的な女性―水橋パルスィです。

東方MTG動画を制作しているうなぎさんの設定をお借りするなら、パルスィはここ最近、頻繁に地上へMTGをしに出かける『古明地さとり・こいし』姉妹を妬ましく思っており、今日の大会には姉妹が参加しないという情報を聞きつけ、ドキドキしながらこっそり参加している、という設定。


(見たことない人だなぁ。それに、なんか怖そう。)

リグルがそう思いながらデッキ(http://seisoku.diarynote.jp/201302180037471175)の準備をしていると、1回戦開始の合図が鳴ります。
挨拶をし、試合を始める両者。
パルスィが先行で、【草むした墓】をアンタップインし、【墓所這い】を召喚しました。

(ゴルガリゾンビかな?色は一緒だ。)

黒緑を使うプレイヤーは周りにいなかったので、この見知らぬプレイヤーが使ってくれていることに正直嬉しさを感じながら、ターンを進めていくリグル。
そして、運命の時が訪れます。

「【円環の賢者】 をタップして合計4マナ・・・【死橋の大巨虫】を召喚するわ。」

そう言って、自分の相棒と同じカードを場に出すパルスィ。
リグルは思わず、「えっ?」と小さく声を漏らしてしまいます。

「・・・何か変だったかしら?まぁ、地上の妖怪は緑と言えば【スラーグ牙】ばかりを使うようですものね・・・妬ましい。」

「あ、ごめんなさい、そうじゃなくって。」

ターンを返され、しどろもどろになりながら同じくリグルが【死橋の大巨虫】を出すと、パルスィの曇っていた表情がパッと明るくなり、優しげな眼でこちらに微笑みかけてくるではありませんか。

(うわわっ、綺麗な顔・・・)

その顔に見とれてターンを返した直後、奇跡から【狩られる者の逆襲 】、手札から2枚目の【狩られる者の逆襲 】を撃たれて、壮大に吹っ飛ばされるリグルなのでした。


「あの、水橋さんもそのカードが好きなんですか?」

試合後、デッキをまとめているパルスィに声をかけるリグル。

「パルスィでいいわ。そうね、私の名前が一字入っているのもあるけど、4マナ5/5は普通に強いサイズだと思うから愛用しているの。」
「あなたも使っているのね。初めて出会ったわ、このカードを使うプレイヤーに。」

「私も初めてです。・・・なんか嬉しいな、虫カードを使ってくれている人がいるなんて。虫は弱いって、いつも周りに馬鹿にされているから。」

「あら、あなたが使っていた【食百足】、結構強いと感じたわ。警戒・トランプルを持つあのサイズが不死で戻ってくるなんて、本当に妬ましかったもの。」

その後も黒緑デッキのことを話しつつ、2回戦の為に席を立つ両者。
そして大会後、また次の大会にも来て欲しいと笑顔で言うリグルに、考えておくわと涼しげな顔で答えつつ、もう次の大会が待ち遠しくってたまらないパルスィなのでした。


はい、本日仕事をしておりましたら、そう言えばどちらも大巨虫を使っているキャラクターだな、と思いましてね。
次の瞬間、上記のような気持ちの悪い妄想が一瞬で膨らみました。

虫デッキが好きなのだけれど、結果を出せなくて自信を失っているリグルと
どんなものにも嫉妬する、言いかえれば、対象の良い点を見つけて、「だから強くて妬ましい」と言うパルスィの、ちょっと変わったカップリング。

まず流行らないと思いますが、うん、当分妄想ネタには事欠かないと思います。
はい、気持ち悪いですね。(笑)

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