青二才のジン 1黒 2/2
クリーチャー — ジン
飛行
あなたのアップキープの開始時に、青二才のジンはあなたに1点のダメージを与える。
若さというのはときにはひどく危険なものにもなりえる。おどかしているんじゃない。わたしにはわかる。
――― 熟達の魔術師、アーテイ
ウェザーライトの中で、印象的なカードは沢山ありますが、“痛み”として記憶に残っているものと言えばこのカードですね。
2マナ2/2までは良いものの、場に立っているだけで毎ターン1点。
後に登場した【悪臭のインプ】も、場に出た時に払わせられる2点ライフが辛くて使われなかったというのに、このクリーチャーはそれ以上のライフを要求してくるのです。
私?もちろん使ってました。
しかもコモンだったので、デッキに4枚フル投入。
それというのも、当時は【暗黒の儀式】がありましたからね。
1ターン目に【沼】から儀式を撃ち、青二才のジンに【邪悪なる力】をつける、という流れで使っていたのです。
当時の2マナ域には、【アーグの盗賊団】、【黒騎士】、【ストロームガルドの騎士】、【墜ちたるアスカーリ】など、優秀なクリーチャーがゴロゴロおりました。
普通黒ウィニーと言えば、それらのカードでガツガツ攻めるはずです。
しかしそこは中学生、そんな優秀なカードなんてフルで揃えられるはずもありません。
また、周りのMTG仲間が地上クリーチャーばかりを使っていたので、飛行を持っているジンが有効だったというのも、これを採用していた理由です。
だったら同じ2マナ飛行のコモンに【卑屈な幽霊】がいるのだから、そっちを使えばいいじゃん!とも言われていたのですが、【ぐるぐる】の対象になっただけで死ぬようなカードは嫌だったのですよね。
まぁ単純に、その根底には「ダメージに蝕まれながらも戦う俺カッコいい」という、中二病を患っていたのだと思います。(笑)
このジンに留まらず、【ガロウブレイド】と【モリンフェン】すら入れて、完全にスーサイド・ブラックと化していた私の黒デッキ。
それなりに有効な相手もいたのですが、【ガス化】や【黒の防御円】を張ってくる相手にはどうにもできないまま自滅しておりましたし、むしろこちらのライフさえギリギリな状況になると、火力で本体を焼かれたり【命令の光】でクリーチャーを奪われて逆襲されたりもしましてね。
勝つ為に多少の痛い思いをするのは良いけど、大怪我していたらそもそも死ぬんだな、ということを教えてくれたカードです。
うん、まさに「青二才(私)のジン」だった、という訳。
本当に勉強になりましたよ。
コメント
マイナスをプラスに変えるカードとの組み合わせは、夢がありますよね。
私も【魂の絆】などで頑張った記憶があります。
大抵除去され、アド損になって終わるのですが。(苦笑)