浮世絵PW・キオーラ②
浮世絵PW・キオーラ②
浮世絵PW・キオーラ②
引き続き、全年齢・一般向けとは言えない内容および画像があります。ご注意ください。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。

「浮世絵っぽいな」という印象を持った今回のPW・キオーラ。
だって波の描き方が、完全に『葛飾 北斎(かつしか ほくさい)』の『神奈川沖浪裏』ですもん。
絶対に参考にしたでしょ、これは。
そして、波間に見える髑髏は、まさか・・・という物語性も持ち合わせております。
これは凄い!

シミックは、【空を飲み込むもの】を【シミックの空呑み】に改良したように、色々な物を掛け合わせて新しいものを生み出す、という能力に長けております。
実に日本的で、そういった点でもこのギルドを気に入っているのですが、まさかイラストでまで『MTGと浮世絵』の掛け合わせを行ってしまうとは。
完全に考えすぎだと思いますが、ますますこのギルドを好きになってしまいましたよ。


『キオーラ・アトゥア』は、MTG wikiを参照にすると、 2011年5月25日に書かれた『The Grand Mana Tour/グランド・マナ・ツアー Doug Beyer著』にて触れられていたようです。
http://mtg-jp.com/reading/translated/001704/

以下、原文まま
キオラ・アツアは深淵の力を支配するマーフォークのプレインズウォーカーである。
キオラは海の巨大なクリーチャーを崇拝している。クラーケン、リバイアサン、その他暗き深みの生息者。
何故なら彼女にとってそれらは、最も不変の力でさえ耐えることができるという証拠だからだ。

時、水、捕食、そして暗闇。キオラは青と緑に列するプレインズウォーカーである。
彼女は穏やかで思慮深く見えるが、彼女の夢は想像を遥かに超えた異様なものである。


なるほど、だから能力もクラーケンを召喚しますし、イラストにも描かれているのですね。


さて、クラーケンは『海の怪物』と呼ばれております。
そしてその姿は、巨大な『タコ』や『イカ』として描かれます。

ヨーロッパ中北部では、タコが「悪魔の魚」と呼ばれている様に、西洋の方はあまり好ましい印象を持っておられないようですね。
地中海沿岸諸国では昔から食用にされていたので、地域によっても大分印象が違うようですが。
まぁ、現地に行ったことがないので、読み物での知識の域を出ないのですけどね?


そんなタコ・イカですが、日本人にとっては馴染みの深い食べ物ですし、昔から浮世絵にもよく題材として描かれておりました。

画像で挙げている

㊥葛飾 北斎の『蛸と海女』



㊦歌川 国芳(うたがわ くによし)の『玉取り』

などは、「あ、見た事がある!」という方も多いのではないでしょうか。

果たして、このようなプレイを致した事のあるご婦人がいたかは甚だ疑問ですが(ウナギとかはいたようです)、このような題材にも選ばれるくらいですからね。
庶民にも馴染み深く、親しまれていたのは事実のようです。

シミックに浮世絵、タコとイカ。
とんだ処で繋がったものですが、こういう文化の組み合わせも面白いものですね。

コメント

寺院のIsland
2013年12月25日22:22

ここのタイミングでこのフレーバーのPWが出るということは、次はリバイアサンやクラーケンがそれなりに活躍する環境かなw?

生息条件(島)
2013年12月25日22:38

>寺院のIslandさん

M14では【壮大な鯨】でしたし、リバイアサンは【雨雲を泳ぐもの】くらい。
【船壊しのクラーケン】も一応巨大化はするのですが、最初のサイズが微妙で怪物化も使い難かったですからね。
この辺でドカンと、巨大な水棲生物生物を出して欲しいものです。

まぁ、その枠がキオーラに充てられている可能性もありますけど、それはそれでPWが貰えて9/9も出るのですから、十分過ぎます。

グール
2013年12月25日23:07

勉強になりましたw 非常に興味深い記事でした。

生息条件(島)
2013年12月26日22:12

>喰種(グール)さん

所詮は与太郎の戯れ言ですが、楽しんで頂けたなら幸いです。

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