【知恵の蛇】
【知恵の蛇】
【知恵の蛇】
知恵の蛇 (2)(青)
クリーチャー — 蛇
知恵の蛇が攻撃してブロックされないたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうした場合、このターン知恵の蛇は戦闘ダメージを割り振らない。
1/3


先程名前を出した『ブロックされないと効果を発揮するシリーズ』の1枚。
【骨の踊り手】と違って様々な環境で結果を残したカードなので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

3マナでパワー1、しかも効果を発揮するとダメージが通らず、得られるものはカード1枚だけ。
兎に角クリーチャーで殴ることが好きな中学生に、このカードの強さを理解しろというのは始めから無理な話で、勿論私もほとんど使っておりませんでした。

『ほとんど』と言うのは、手札を増やしてカウンターで守る、所謂パーミッションデッキを組む際に、手札を増やす手段としてこのカードを採用したことは確かにあったのです。
しかし、中学生の放課後MTG倶楽部に、常識的なデッキなんてほとんどありません。
火力と速攻クリーチャー満載のデッキや、土地とクリーチャーしか入っていないようなデッキ、兎に角クリーチャー殺すべしみたいなデッキがごろごろしている環境で、1/3の蛇が生き残る、ましてやブロックされないで効果を発揮するなんてことができるはずもありません。
そもそもカード資産がないので満足にパーミッションデッキなんて作れませんし、パーミッション用のカードなんて、「これって何に使うの?」というレベルでしたからねぇ。


時代は移り変わってウルザブロック。
当時の私に『青の洗礼』を浴びせたのが、皆様ご存じ『カササギブルー』でした。

こちらがウヘヘーとクリーチャーを展開していく中で、対戦相手の大人の方が置いた【サファイアの大メダル】、そして【泥棒カササギ】。
貧弱な鳥が出てきたなー、ブロッカーかなーなんて思っていたらその鳥が殴ってきて、手札が増える。
1点くらいどうってことないやとクリーチャーを唱えると打ち消され、展開していたカードは【転覆】と【不実】で私の場からいなくなっていく。
何をやっても打ち消され、戻され、奪われ、その内【変異種】とかいうなんか長いテキストのクリーチャーが出てきて・・・

もうね、あれが絶望ってことなんだなぁと、今でも思い出せるくらいガッチガチにやられました。
そりゃその後の私、手札破壊や山札破壊に走りますよね。(笑)


コモンということでやたら持っていた割りに、プレイヤースキルのなさから活躍させられなかった【知恵の蛇】。
カササギに殴られて意識を失いかけていたあの時、「どんなカードでも、視点を変えるだけで輝くんだよ」と、そのイラストさながらに私の耳元で囁いていた気がします。

コメント

猫谷ジン
2014年2月26日14:05

冒頭の《知恵の蛇》からはズレますが、自分にとっての『青の洗礼』はアイスエイジ〜ミラージュ時代の『ターボステイシス』でした。


MTGを始めて2、3ヶ月の高校生だった自分。相手は大人。わけが分からないうちにロックを決められて、土地をアンタップしようとしたら、「できないよ。」。土地を並べようとしたら、《氷の干渉器》でタップされる、と。最後は白の4/4飛行、警戒持ち天使に殴られて終了だった気がします。

当時、初めて組んだ白単ウィニーでは手も足も出ず。
その後、デュエリスト誌(英語)を購読しはじめ、青に走った自分でした。

まぁ、それはそれとして、久々に懐かしいカードを見せてもらいました。

▼ Leshrac’ ▼(レシュラック)
2014年2月26日19:17

「停滞」って、絵は可愛いのに、やることはえげつないでしたよね・・・w
「宿命」、「時の精霊」やらとかと一緒に・・・
「氷の干渉器」も、Amyさんの絵と共に、その存在感たるや私の中ではレア以上の存在でした!
「貿易風タイダー」やら「転覆」にも、かなり<うんざり>な目に遭っておりましたw;;
 あの頃から「青嫌い」が身に染みてしまったのかも。
 <青>への畏敬の念と共に・・・

生息条件(島)
2014年2月26日22:31

>猫山ジンさん

ターボステイシス!
確かにあれは、数ある青いロックデッキの中でも名作であり凶悪。
手も足も出せないロックデッキというのはこういうことだと、魂に刻み込んでくるかのような動きでしたものね。

そして、『青の洗礼』を受けて青使いになったという、素晴らしい流れ。
青の洗礼の歴史は、こうして受け継がれていく訳ですね。


>▼ Leshrac’ ▼(レシュラック)さん

【停滞】がここまでMTGの歴史に名を残しているのは、そのイラストと効果のギャップが、恐ろしいくらいに開いているからでしょうね。
【貿易風ライダー】もあのイラストが印象的ですし、イラストが目に、効果が魂に焼きついて初めて、『青の洗礼』は完了するのかもしれません。

そして、猫山ジンさんとは対照的に、青嫌いになったとのこと。
どんなプレイヤーになるかの大きな岐路は、青の洗礼にあるようですね。

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