【シミック目線で見る】プロツアー初日全勝の『アブザン・ミッドレンジ』
【シミック目線で見る】プロツアー初日全勝の『アブザン・ミッドレンジ』
【シミック目線で見る】プロツアー初日全勝の『アブザン・ミッドレンジ』
結論:勝てない。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。

使用者:Mike Sigrist

クリーチャー(21)
4:《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4:《ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer》
2:《荒野の後継者/Reaper of the Wilds》
3:《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4:《責め苦の伝令/Herald of Torment》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
--クリーチャー21--

呪文(15)
4:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
4:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
3:《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1:《潰瘍化/Ulcerate》

土地(24)
4:《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4:《疾病の神殿/Temple of Malady》
1:《静寂の神殿/Temple of Silence》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
2:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
2:《森/Forest》
1:《平地/Plains》

【サイドボード】
不明


なんと言っても特徴的なのが、現在の環境で緑がらみのデッキにはまず入っているはずの《森の女人像》と《クルフィックスの狩猟者》が1枚もない点。

代わりに、その2枚を乗り越えられる《ラクシャーサの死与え》と《荒野の後継者》を筆頭に、《先頭に立つもの、アナフェンザ》や《責め苦の伝令》まで入っており、かなりアグロ寄りな構成です。

フェッチやダメラン、伝令、《思考囲い》で減っていくライフも《真面目な訪問者、ソリン》や《包囲サイ》で補えますし、そもそもソリンの絆魂が、ビートダウンにとって吐き気をもよおすくらい強い。
その上、ドローソースに《アブザンの魔除け》があり、魔除けも含めれば除去は8枚と、攻守ともにバランスが良いのですよねぇ

序盤から殴れますし、後半になっても伝令、ライオン、死与えがマナを有効活用してくれるので、その点の隙もない感じ。

なるほど、確かにこれは全勝するよなぁと、納得させられます。


さて、シミックだったら、このデッキをどう捌くでしょうか。

まず《森の女人像》や《クルフィックスの狩猟者》は、上記の通りアブザンの2、3マナ域が優秀なので、壁にはなりません。
となれば、さっさとマナ加速して《世界を喰らう者、ポルクラノス》や《高木の巨人》で蓋をしたいところですが、除去されるか《思考囲い》で捨てさせられる未来しか見えませんね。(苦笑)

地上を固めても、うかうかしていると《責め苦の伝令》が授与されて乗り越えてきますし、《包囲サイ》で1/3は持っていかれそう。

一応《スズメバチの巣》と《女王スズメバチ》は抑止力になりそうですが、巣は単体除去で退けられ、女王は間に合わない気がします。


サイドボードは不明ですが、追加の除去と《蔑み》、《太陽の勇者、エルズペス》なんかは入ってきそう。

序盤から手札を破壊され、やっと出せたファッティも除去されるのでは、本当に勝てるヴィジョンがありませんねぇ、これは。(汗)


私が使用しているシミック・ビッグマナで出来そうなことは

・愚直にファッティを出す ←手数で負ける
・《狩人狩り》 ←除去されたら2枚分損する
・《スズメバチの巣》を避雷針にする ←除去される
・《霊気渦竜巻》する ←《包囲サイ》でもう一回吸えるドン!
・《サグの厄介者》を増やす ←間に合わない
・除去を打ち消す ←防ぎきれない

うわぉ、打つ手がない!(何


『初日全勝デッキ』という言葉に怖気づいているので、いつも以上にマイナス思考ですけど、実際かなりキツい気はします。

2、3マナ域が接死やらパンプアップを持っているので、序盤からガシガシ殴られますからねぇ。
《荒ぶる波濤、キオーラ》では補いきれません。

基本的に単体除去しかないので『呪禁』は良い解答なのですが、《バサーラ塔の弓兵 》ではサイズが足りなすぎます。
《予知するスフィンクス》?
うん、悪くないですけど、それでもサイズが間に合わない気がする。

もうなんか、《書かれざるものの視認》を撃って《女王スズメハチ》と《忍耐の元型》が揃うのを待てば良いんじゃないか、くらいの結果に行き着きそう。

多分、除去されないのを願って、ファッティを叩きつけるしかないんでしょうねぇ。

コメント

すらぃり
2014年10月12日2:24

 ISD-RTR後期のキブラーグルールみたいな印象を受けるデッキだと思います。

 ジェスカイよりは緑信心系がこのデッキに対してまだ有利とれそうなので、シミックも上手に調整()すれば5分くらいまで行けるんじゃないでしょうか。

…視認からスズメバチやら高木の巨人やらファッティを叩きつけるところまでいければいいのですがその前に死にそうッス。

生息条件(島)
2014年10月12日23:24

>すらぃりさn

グルールもアブザンも、基本的にカード1枚1枚が強いので、確かに同じ印象を受けますね。

手札破壊と除去を連打されなければ、基本的なサイズでは勝てますので、引きとプレイング次第、でしょうかね。

それと、そもそも《書かれざるものの視認》デッキは、カウンターを構えるコントロールに対しては絶望的に相性が悪い(特に青黒)ので、ちょっと厳しそうです。
勿論、このアブザンにも間に合う気がしません。
組み方次第なのでしょうが。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索