え、なにこれ鯨なの?(野暮話なので閲覧注意)
え、なにこれ鯨なの?(野暮話なので閲覧注意)
え、なにこれ鯨なの?(野暮話なので閲覧注意)
今回の日記は、浅い知識のド素人が、ファンタジー世界の描写に突っ込みを入れるという滑稽な内容です。広い心を持つ方のみご覧ください。
皆様おはようございます、生息条件(島)です。

死亡すればするほど食物連鎖が続いていくので話題の《浅瀬蟲》。

6/6の鯨トークンとか、《壮大な鯨》への冒涜以外のなにものでもないのですが、鯨の能力で消滅するし、同じ鯨なので多めに見てやろう、むしろイラストが良ければ何枚か集めてやろう(何様)、といった感じでトークンカードを見てみたのですが・・・


うん、微妙。
なんか、全然鯨っぽくない。

いやね?マッコウクジラは別にしても、確かにアングルによっては、鯨って結構のぺーっとして見えなくはないのですよ。

でも、それにしたってこの鯨、薄くないですか?
なんか、カワイルカを通り越してワニみたい。
どっちも海にいないけど。


「白っぽいし、6/6と大きいんだから、シロナガスクジラかな?」
と思う方がいるかもしれませんが、この鯨トークン、牙が見えますよね?

鯨には、大きく分けて『ヒゲクジラ亜目』と『ハクジラ亜目』の2種類があります。

ヒゲクジラは、『クジラヒゲ』で小魚やプランクトンなどをろ過接食します。
日本の伝統芸能・文楽の人形に使われているのも、このクジラヒゲです。
(シロナガスクジラ、セミクジラ、ザトウクジラなど)

対するハクジラは、その名の通り歯を持っており、魚を捕らえて食べます。
(マッコウクジラ、アカボウクジラ、イルカ、シャチ、イッカクなど)

つまり、この鯨トークンや《壮大な鯨》は歯を持っているので、一応現実世界の分類上では、ハクジラに属する訳です。
と言うよりも、他の鯨クリーチャーである《Narwhal》、《殺人鯨》、《巨大鯨》のいずれも歯を持っているので、MTG世界の鯨は、基本的にハクジラなのでしょう。


あと、イルカやシャチを想像して頂ければ良いのですが、ハクジラには大きく発達した背ビレがあります。
ヒゲクジラにもありますが、ハクジラの方がより立派。
マッコウクジラはその巨大な頭部に目が行きがちですけど、後ろの方に、チョコンと背ビレがあります。可愛い。


で、問題の鯨トークンですけど、どう見ても背ビレがありません。
《壮大な鯨》や《巨大鯨》は全体像がないので何も言えませんが(巨大鯨はやたらトゲトゲしてますけど、あれ全部背ビレだったら面白いですよねw)、鯨トークンには全然ない。

ちょっとしか調べておりませんが、背ビレを持たない鯨は『セミクジラ』と『シロイルカ』くらいで、セミクジラは上記の通りヒゲクジラ亜目ですから、この鯨トークンはシロイルカ、ということになります。

ところが、シロイルカはそんなに大きくないですし、頭部の形状も、一般的に思い浮かべられるイルカ同様ポコンとしているので、こんなワニみたいな顔ではない。

結論で言えば、この鯨トークンは現実世界のどの鯨にも分類できない、となります。
まぁ、ファンタジー世界のクリーチャーなのですから、当たり前なのですけどね?


なーんて、偉そうなことを言っておりますけど、図鑑で見た浅い知識しか持ち合わせていない素人の戯言なので、気にしないでください。
上で述べていることも、本で得た知識でしかないので不確かですし、ガッチリ分類できない点もありますし、そもそもファンタジー世界の描写を現実世界に照らし合わせようとするのが、そもそも野暮ですからね。

ただ、鯨トークは聞きたいので、もしも鯨に詳しい方がおりましたら、是非コメントをお願いします!

コメント

風見
2014年10月31日10:41

これはあれですかね、殺人鯨と同じ気配がありますね。
たぶんシャチ系の生き物だけど鯨系だからクジラって落ちじゃないですかね?

シャチ(鯱、学名: Orcinus orca)は、クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科シャチ属の唯一の種である。@wiki

生息条件(島)
2014年10月31日10:56

>風見さん

本文でも触れておりますが、シャチは確かにハクジラ亜目です。

ただ、それならそれで、ハクジラ亜目特有の立派な背ビレがあるはずなのですが、この鯨トークンにはそれがないのです。(殺人鯨には描かれております)

歯があるハクジラ亜目だけど特有の背ビレがなく、ハクジラ亜目で背ビレがないのはシロイルカですが、それにしたって頭部の形状が違いすぎる、ということですね。

まぁ、ファンタジー世界に現実の話を持ち込むのは野暮、というお話です。(笑)

風見
2014年10月31日12:08

これは失礼。
確かにファンタジーやしヒトクイ鯨くらいいるかもしれないですね。
白鯨をスケールダウンした怪物的な。

ただこのイラスト個人的に突っ込むなら捕食対象が大きくなる
次に出てくるトークンのイラストは下、つまり深海へ海の底へ書き込むべきですね。
このイラスト捕食者はどんどん浅瀬に書き込まれてるのが不思議。
オチとしては10/10のジャイアントが釣竿で釣り上げるとかなのかもしれないですね。

生息条件(島)
2014年10月31日12:39

>風見さん

《浅瀬蟲》の効果で次々と大きなクリーチャーが出てくるという部分をどう解釈するか、人によって意見が違うのが面白いですよね。
風見さんの、巨人が釣糸で釣り上げるというというのも、その場面がすぐに思い浮かべられて楽しい解釈だと思います。

私個人の解釈としては、次々と出てくる各生物は、一つ前の生物を食べようと、上ってきている描写ではないか、というものです。

クラーケンは鯨を、鯨は魚を、魚は浅瀬蟲を食べようと上がってきているので、結果的に浅瀬で蟲を相手している内に、すべてのクリーチャーと戦わなければならなくなった、というオチ。
勿論、浅瀬と言っても仕留める為に多少は潜るでしょうから、そこそこの深さでしょうけども。

あとはまぁ、ビジュアル的な都合もあるでしょうね。

アッシバー
アッシバー
2014年10月31日20:49

多元宇宙は広いですからねぇ

体の一部が金属でも人間な次元があるくらいですし

生息条件(島)
2014年11月1日23:19

>アッシバーさん

多元宇宙という理念で物事を考えていると、本当に自分の常識や悩みなんて、ちっぽけなことだよなぁ、という気がしてきます。

変な意識にとらわれず、色々な視点で物事を考えられるようになりたいものです。

nophoto
通りすがりのシミック研究員
2014年11月2日2:12

遅コメ失礼します。
原生のクジラではありませんが昔のクジラに
似たような見た目のがいますよ
バシロサウルスで調べて見てください

生息条件(島)
2014年11月2日23:15

>通りすがりのシミック研究員さん

最近よく、シミック連合の方々が通りすがるのですが、数千年前の知識まで持ちあわせているとは御見それ致しました。

そして、調べてみました、バシロサウルス。

に、似てるー!
と言いますかこのトークン、完全にバシロサウルスですね。

なるほど、古代生物を参考にしたのであれば、現代の鯨に似ていないのは当たり前ですし、6/6と巨大なのもうなづけます。

情報ありがとうございました。

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