◆ビッグマナ系がされて嫌なこと(長文注意)
◆ビッグマナ系がされて嫌なこと(長文注意)
◆ビッグマナ系がされて嫌なこと(長文注意)
本当に無駄に長いので、青字の『結論から言えば』から下だけを読んで頂いても構いません。
皆様こんばんは、生息条件(島)です。

リンク仲間の緋桜さんが

「ビッグマナ系へのサイドボーディングを知りたい」

という旨の日記を書いておりましたので、自分のデッキを見つめ直すという意味も込めて、されて嫌なことを書き綴ってみます。

ただし、一口に「ビッグマナ」と言っても

・安定感とウィニー要素も魅力な『緑単信心系』

・火力や速攻クリーチャーを搭載した『グルール(ティムール)系』

・打ち消しとトリッキーな展開が得意な『シミック系』

と、それなりの違いはありますし、私がお話できるのは、自身が使っているシミック系のみなので、ご注意ください。


まずはサンプルデッキがあった方が、苦手なことを語りやすいので、私の使用しているビッグマナの、あまり癖の強くないデッキを掲載します。

クリーチャー(32)
エルフの神秘家 4
キオーラの追随者 4
クルフィックスの狩猟者 4
再利用の賢者 1
放浪の吟遊詩人、イーサーン 1
賢いなりすまし 2
世界を喰らう者、ポルクラノス 4
ナイレアの信奉者 1
狩猟の神、ナイレア 1
高木の巨人 2
予知するスフィンクス 1
クルフィックスの預言者 3
女王スズメバチ 1
起源のハイドラ 3

呪文(5)
召喚の調べ 3
否認 2

土地(23)
ニクスの祭殿、ニクソス 2
ヤヴィマヤの沿岸 4
神秘の神殿 4
茨森の滝 4
森 7
島 2


ビッグマナと言っても、実はあまりファッティが入っておりません。

基本的な動きとしては、マナクリーチャーから《世界を喰らう者、ポルクラノス》や《クルフィックスの狩猟者》といった肉の壁を出して盤面を止めます。
相手がポルクラノスや狩猟者で止まっている間に、《クルフィックスの預言者》を出して、相手と自分のターンで展開し、数とサイズで押し切る、という戦法です。

つまり、相手が3マナくらいの呪文を唱えている間に、こちらはマナクリーチャー経由で5マナ以上のカードを連打すれば勝てるよね、という考え方な訳です。


私が使用しているビッグマナを対策するなら、上記の赤字を攻めるのが有効でしょう。

すなわち

①マナクリーチャーを焼く
②肉の壁を退かして殴る
③サイズを逆手に取る

ですね。
1つ1つ見ていきましょう。


①マナクリーチャーを焼く

これは赤絡みのデッキによくされる対策で、エルフや追随者、《森の女人像》はとにかく焼かれ(除去され)ます。
序盤に2体出して、それをどちらも焼かれたら展開は落ちますし、そこで土地が止まってしまったなら、後はサンドバッグになるだけです。
サイドボードから、1マナの火力や除去、またはクリーチャーを一掃する為に《神々の憤怒》を入れる方はよく見かけます。

でも、ちょっと待ってください。
あなたがその動きをしているということは、少なからずあなたの展開も止まっていますよね?

そのままこちらが止まれば良いのですが、《クルフィックスの狩猟者》が無駄な土地ドローを潰しながら土地を伸ばします。
そしてファッティにつながった場合、マナクリーチャー対策のカードは無駄になりますし、結局は自身の展開を遅らせているので、サイズで押し負けてしまうということにもなるのです。

ミッドレンジであれば序盤をこちらの妨害に費やすのもありでしょうが、それにかまけてばかりだと、きっと中盤以降キツいことになります。


②肉の壁を退かして殴る

相手が2/2や3/3を出している間に、こちらはタフネス4以上を出します。
実はこれで止まってくれないと、動きがもっさりしているので、どうしても序盤に展開負けするのですよ。

なので、マナクリーチャーを退かすよりは、万能除去やタップするだけとかでも良いので、肉の壁を退けられる方が個人的にはキツいです。

《英雄の破滅》や《払拭の光》は勿論ですが、《岩への繋ぎ止め 》、《液態化 》、《槌手》、《モーギスの匪賊》、《鐘音の一撃》、《ジェスカイの魔除け》、なんでも良いです。
サイドボードでその手の除去を増やし、序盤にクリ ーチャーを2体くらい展開しつつ、あとはこちらがもっさりと出してくるファッティを丁寧に排除すれば勝てます。

だってこっちは、ファッティを出す為に土地とマナクリーチャーを多く入れていますからね。
その内無駄なカードばかりを引いて沈みます。


③サイズを逆手に取る

結局こちらは、相手よりも早い段階でファッティを出すことが鍵な訳です。

『マナクリーチャーからのファッティ』というルートが上手くつながってこそ強いのですから、その終着点に的を絞ればあっという間に機能不全です。

《軽蔑的な一撃》
《停止の場》
《アブザンの魔除け》
《はじける破滅》
《跳ね返す掌》

もうね、全部刺さります。
特に《軽蔑的な一撃》は、《召喚の調べ》や《ジェイスの創意》、《霊気渦竜巻》、各種PWといった、クリーチャーではない大型呪文も無効化してくれるので、まず腐りません。

あと、実は一番効くのが手札破壊です。
《思考囲い》を撃たれると、マナクリーチャーとファッティ、必要な方を捨てさせられるばかりか、あとの展開まで読まれるので、かなりキツいです。
《クルフィックスの狩猟者》がいると、言ってしまえばその後の展開全部ばれます。
《蔑み》だって良いです。
とにかくこちらが動き出す前に処理できるので、一級のサイドボードです。
初手に《思考囲い》がなかったら、1回マリガンする方もいるくらいですからね。
いくらなんでもやりすぎだとは思うのですけど。(苦笑)

打ち消しと万能除去の他に、手札破壊までしてくる。
だから私は、対戦相手としての青黒が大嫌いなのです。(何


あと、『出たファッティは全体除去する』という方もおりますけど、正直そんなのは、こちらは完全に想定してます。
むしろ、クリーチャーデッキに対して撃つ全体除去は、昔からある完全な解答ですからね。
そりゃ対策しますとも。

なので私は打ち消し呪文を入れておりますし、そもそもビッグマナ使いは、瞬速持ちや速攻、火力を手札に溜めておき、流されても良いようなプレイングを身に着けております。

確かに効くのですけど、それを安易に増やすだけでは、得策とは言えません。


結論から言えば

コントロールだったら打ち消し、万能単体除去、全体除去

ビートダウンだったら、ファッティを取り除ける軽い万能除去(除去しつつ自身もクリーチャーを出せる為)

黒なら取り合えず手札破壊

を増やした方が良いと思います。


まぁ、あくまでもこれは私個人の意見ですし、カウンターのない緑信心や、火力と速攻で誤魔化せるグルールやティムールが相手だと、また変わるのでしょうけどね。

あと、除去増やすとか打ち消し増やすとかそんなの当たり前だろ、みたいな対策しか挙げておりませんけど、そうです、当たり前なカードで良いんです。

やることは結局『マナ貯めてファッティ』だけなんですからね。(笑)

コメント

緋桜
2015年1月4日8:47

お疲れ様です。長文で説明していただきありがとうございます!
場を見るデッキに対してはマスデスという安直な対応しかしてこなかったので勉強になりました。
逆に、ビッグマナ側はそれらの対策に対してどのように迎え撃つのでしょうか?

nophoto
クルック
2015年1月4日9:15

こちらもシミックイーサーンや緑信心タッチ悪逆な富などの青緑黒ビッグマナを愛用しているのですが、ハンデスは本当に困りますね。序盤のハンデスは全体除去よりも苦手と言ってもいいと思います。
危険な櫃、対立の終結はマナ域を見たり場を見ながら対処のしようもあるものの神々の憤怒のような序盤のマナクリ一掃もきついですよね

>緋桜さん
基本中の基本、呪文を減らして除去よりもクリーチャー呪文の数を増やしたり、相手より微妙に有利な程度にクリーチャーを出して後は温存と言うプレイングでしょうかね

nophoto
ただのシミック好き
2015年1月4日18:17

土地23枚!ギャンブラーしますな島さん
クルフィックスの狩猟者とクルフィックスの預言者
そして起源のハイドラは、土地と最高に
相性良いと思うので私は、24~25派です。
事故が最高に怖いですし・・・
風の噂で本場のプレイヤーはぶんまわり前提で
無理矢理、土地を削ってデッキを作る方が多いとか
そうか!島さんは、アメリカ人だったのか!(何

生息条件(島)
2015年1月5日0:56

>緋桜さん

無駄に長い文章をお読み頂き、緋桜さんこそ疲れ様です。

あまり対策に対する対策はないのですけど、一応別に日記を書いてみましたので、暇つぶし程度にご覧ください。


>クルックさん

ビッグマナ仲間ですか、嬉しいです。

本当に、本当に手札破壊だけは勘弁して欲しいです。
初手キープ、マリガンキープの意味も消滅しますしねぇ。
しかも捨てさせなかったカードはもれなく除去か打ち消しますし。

青黒コントロールなんて滅んでしまえ。<コラ


>ただのシミック好きさん

私も元々は、24枚派だったのですよ。
5マナまで安定して伸ばすためには、24枚はやっぱり必要な気がしますし。

しかし、たださえマナクリーチャーというマナ要素を入れているので、マナフラットを起こしやすく、《クルフィックスの狩猟者》が土地を持ってきてくれるので、23枚で良いかな、という感じで最近試しております。
占術土地もありますし。

土地をたった1枚減らすか増やすかだけで、動きが本当に変わってくるのですから、面白いものですよね。

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