先日行われたプロツアーの、上位8人のデッキを見ても、実に多種多様なのは分かります。

《カマキリの乗り手》を出した次のターンに、《包囲サイ》を出せてしまうくらい、マナ基盤が磐石ですからね。
まぁ、流石にそんなデッキを組む方は少ないでしょうけど、シングルシンボルなら普通にタッチできてしまいます。

今回の結果によって、トッププロ達によるデッキの指針が示されましたから、今後はより洗練された多色デッキが組まれていくことでしょう。

しかし、これはあくまでも今回に限った話で、来週にはこれらを看破するデッキが作られるかもしれないし、まったく別のデッキが次のトップ8を飾るかもしれません。

メタ環境が、まさに流動石の如く変化しまくる上に、従来のプロトタイプならばやれなかったことまでできてしまうのですからね。
ただトップ8には入れなかっただけで、優秀な解答を携えたデッキは数え切れないほどあったでしょうし、まだまだ環境は定まらないのです。


そんな時代だからこそ、やっぱり自分という太い筋を、一本持つべきだと思うのですよ。

自分が何をやりたいか。
どう動きたいか。

相手への対策や、自分のやれないことなどは、それこそ私みたいなシミック縛りをしていない限り、タッチすればいくらでも広げられます。

しかし、広げ過ぎた両腕では、力のあるパンチなんて撃てないのです。

勿論、別に殴り勝つデッキだけの話ではなく、コントロールも同様。
手を広げてボディがガラ空きでは、相手に良いパンチをもらったら、それだけで崩れてしまうでしょうからね。


次環境の指針が定まった今だからこそ、勝つ為にも楽しむ為にも、まずはもう一度自分を見直すのは大切なこと。

あれこれ考え過ぎて訳が分からなかったら、自分の戦略の原点である、相棒たる1枚を見つめることです。

この子を活かすにはどうすべきか。

対戦相手のことなんてまず置いておいて、その相棒と向き合い、一つ一つ戦略を見直していけば、きっと何かが見つかるはず。

自由すぎて不自由になってしまっている「今」にとらわれない、素直な目線でカードを見られるはずです。


以上、「お前、今のスタンダード全然やっていないじゃないか」という総ツッコミを受けそうな、シミックプレイヤーの戯言でした。

嗚呼、シミッククリーチャーでデッキを組むの、楽しいなぁ。(モミール・ヴィグデッキを回しながら)

コメント

nophoto
ただのシミック好き
2015年10月21日21:32

分かちあってシミックを 感じ取ってシミックを
貴方がシミックを想う時 シミックは貴方と共にある

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