【EMN】現出と瞬速を持つ、エルドラージ・タコ
2016年6月30日 雑記(カードレビュー)《Elder Deep-Fiend》(8)
クリーチャー – エルドラージ・タコ
レア
瞬速
現出 (5)(青)(青)
あなたがElder Deep-Fiendを唱えたとき、パーマネントを最大4つまで対象とする。それらをタップする。
5/6
『現出』とは、既に場に出ている自軍のクリーチャーを生け贄に捧げると、その点数で見たマナコスト分を差し引いた値の『現出コスト』でプレイできるという、EMNの新キーワード能力です。
仮に3マナのクリーチャーを生け贄に捧げれば、差し引き4マナで唱えられます。
これが何を表すかと言いますと、《反射魔道士》が3ターン目に出てきて、クリーチャーを戻してくる。
次のターンに土地を置いて、何もしないのかな?と思っていると、こちらのアップキープの間に反射魔道士を媒体に《Elder Deep-Fiend》が出てきて、土地を含めてタップさせてくる訳です。
それだけでも頭が痛いですが、なんだったら1体目を媒体に、2体目が出てきてさらに土地をロックしてくる、なんていうこともあり得る訳で、やられると本当に困ってしまいますよね。
勿論それだけではなくて、大切なのはこれが“コスト7以上のエルドラージ・クリーチャー呪文である”ということ。
そう、今まででしたら、ほぼソーサリータイミングでしか誘発させられなかった《コジレックの帰還》の5点ダメージを、インスタントタイミングでばら撒ける様になったのです。
しかも、5点では焼き払えないクリーチャーや土地を寝かせ、反撃の芽を摘みながら。
これは赤青のエルドラージデッキを構築する上で、非常に有意義なことですよ!
他にも単純に、除去されそうなクリーチャーを現出コストに当てつつ、このタコを出すということが可能なので、もしもこのクリーチャーが使われる様になるなら、除去や戦闘のタイミングがさらに重要になってきます。
あとはターン終了時に、ブロッカーやインスタント除去用のマナを寝かせてくるとかね。
そうは言っても重いカードには違いありませんから、そこまで数を入れられはしないでしょうが。
私もシミックデッキで試してみようと思っております。
2T:《エルフの幻想家》
3T:《不屈の追跡者》
4T:の相手のアップキープ時、追跡者を媒体にタコ
5T:の相手のアップキープ時、幻想家を媒体にタコ
6T:《水の帳の分離》
なんてね。
それにしても、エルドラージでタコとはねぇ。
故郷を壊滅に追い込んだエルドラージを憎む一方、タコを使役しているキオーラが見たら、なんとも複雑な表情を浮かべそうです。(苦笑)
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