【OGW】自軍を変身させる大型エルドラージ
2016年1月1日 雑記(カードレビュー)《Deceiver of Form》 (6)(無)
クリーチャー – エルドラージ
レア
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。この方法でクリーチャー・カードが公開された場合、あなたは「ターン終了時まであなたのコントロールするDeceiver of Form以外の全てのクリーチャーはそのカードのコピーになる」ことを選んでもよい。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。
8/8
戦闘開始時に山札を1枚めくり、それがクリーチャーだったらこれ以外の自軍クリーチャーを、そのカードに変身させるという能力。
場に出たターンから使えるのは良いのですが、効果はあくまでも運任せである上、CIP能力や、エルドラージに多い『プレイ時に誘発する効果』も使えません。
勿論、伝説クリーチャーになる選択肢を選ぶと場が一掃されてしまうので、使うとすればそれなりに意識したクリーチャー選択を迫られることになるでしょう。
幸い、種となる自軍のクリーチャーに制限はないので、トークンを並べるカードとは相性抜群。
エルドラージ・トークンを沢山ばら撒いて、《バーラ・ゲドを滅ぼすもの》で超☆滅殺祭りを繰り広げたり、《荒地を歩くもの》になって圧倒的サイズによる蹂躙劇を楽しんだりと、ゼンディカーを壊滅させんとするエルドラージ側の気分を味わえそうです。
これ自体が重いので、マナ加速兼種クリーチャー役としてマナクリーチャーを入れたり、山札をコントロールする手段なども用意したりといったお膳立ては必要ですが、何か楽しいデッキが組めそうな、ワクワクの詰まった1枚ですね。
《Häutende Ranken》 (1)(黒)(黒)
ソーサリー レアリティ:アンコモン
欠色
すべてのクリーチャーは、ターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。このターン中にクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。
すべてのクリーチャーを弱体化させつつ、死亡したら追放する中堅全体除去カード。
《僧院の導師》や《ドラゴンの餌》といった、小型トークン達を一掃出来るのは勿論、死亡させた場合は追放するので、《登載歩行機械》にもそこそこ効果を発揮するのが良いですね。
インスタント版《紅蓮地獄》こと《コジレックの復活?》と役割は似ているものの、棲み分けが出来ているのは良いと思います。
《反射魔導士》
バウンスの弱点は、戻してもすぐ次のターンに出されてしまうということ。
ところがこのクリーチャーは、戻したらすぐには召喚出来なくさせるという、自己完結能力を持っております。
やるじゃない。
戻して1ターン、唱えなくして2ターン、自身がブロック要員になれば3ターンもの間、対象のクリーチャー1体の動きを封じます。
やるじゃない。
もしもブリンクなどで使い回せれば、相当な時間稼ぎになる。
やるじゃない。
しかも3マナ2/3という悪くないサイズに加えて、種族の恩恵を受けやすい人間・ウィザード。
やるじゃない。
《Redentore Maligno》 (2)(緑)
クリーチャー – エルドラージ
レア
欠色、瞬速
あなたがRedentore Malignoを唱えたとき、あなたは(無)を支払ってもよい。そうした場合、このターン中にあなたのコントロール下で死亡したトークンでないクリーチャー1体につき無色の1/1のエルドラージ・末裔・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それらは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(1)を加える。」を持つ。
3/3
3マナ3/3・瞬速と言うだけで《訓練されたアーモドン》に謝れ!という感じなスペックなのですけど、◇マナを追加で払うことで、《鉤爪の統率者》と同じ動きが出来ます。
合計4マナと少々重くはあるものの、それなりのお膳立てがないと効果を発揮しない能力ですから、これでも十分でしょう。
《鉤爪の統率者》と比べると、出てくるトークンのサイズは小さいですが、その分マナ加速が出来ますからね。
《ナントゥーコの鞘虫》と一緒に使って、所謂ハスク系のコンボを決めても良いですし、相手の不意をついたマナ加速からのファッティ降臨など、なかなかに幅のある使い方が出来そうです。
プレイに際しての効果ですから、打ち消しへの耐性があるのも好印象ですね。
強令奥扎奇》 (2)(赤)
クリーチャー – エルドラージ レアリティ:レア
欠色
あなたが強令奥扎奇を唱えたとき、あなたは(1)(無)を支払ってもよい。そうした場合、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。
速攻
3/1
追加コストを支払えば、タフネスが2下がった《士気溢れる徴収兵》。
そう書くと弱く感じますが、徴収兵と違って3ターン目で他にやることがない場合、パワー3で殴りに行けて、5マナ貯まればコントロール奪取と、使い分けが出来るのは本当に強いです。
あくまでも追加コストによる効果なので、ブリンクでコントロール奪取効果を使い回すことは出来ませんが、それぞれ一長一短あって、良い感じですね。
徴収兵を4枚積む気にはちょっとなれませんが、3マナ域が渋滞さえいなければ、このカードをフル投入するという選択肢は十分にあります。
2ターン目に《エルドラージのミミック》、3ターン目にこれを出して6点パンチ、そして5ターン目にコントロール奪取からの全軍突撃なんて、実に強そうではありませんか。
《オラン=リーフの廃墟》
壮大だった《巨森、オラン=リーフ》が、見るも無残な姿になっておりました。
エルドラージ達の存在が、如何にゼンディカーを荒廃した世界に変えてしまっているかを伝える、印象深いカードです。
イラストも雰囲気も前作を模しており、今回は無色クリーチャーのみに影響を与えるようになっております。
しかも、『各緑のクリーチャー』だったのが、『無色のクリーチャー1体』となっている辺り、力ももうほとんど残っていないのでしょうね。
1マナ使ってワンサイズアップさせるのは強力ですが、元々巨大なエルドラージが多少大きくなったところで、そこまでの意味はなさそう。
《登載歩行機械》を1マナ少なく場に出せるとか、《彼方より》のトークンが毎回2/2になるとか、ストレートな使い方は勿論、ちょっと変化球をつけてみるのも面白いかもしれません。
でも一番の使い方は、新旧のオラン=リーフを並べて感慨に耽る、かなぁ。
《Mímico Eldrazi》 (2)
クリーチャー – エルドラージ
レア
他の無色のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはターン終了時までMímico Eldraziの基本のパワーとタフネスをそのクリーチャーのパワーとタフネスに変更してもよい。
2/1
「序盤に2体揃えた状態で、《ファイレクシアン・ドレッドノート》を出して殴れ!」という熱いメッセージの込められた1枚。
そのままでも無色の2マナクリーチャーとしては及第点なサイズですし、出してしまえば普通に無色クリーチャーを展開しているだけで特攻をかけてくれるので、使い勝手は良いですよね。
もしも相手が嫌がって、このクリーチャーに除去を撃ってくれようものなら、十分すぎるくらいに仕事をしてくれておりますし。
ウラモグやコジレックを出して殴りかからせる、というのは魅力的ですけど、最初からファッティを目指して展開するようなビッグ・マナだと、この手のカードは多分ノイズ。
素直に、中堅どころのエルドラージをコンスタントに出すデッキでの採用が、現実的でしょうか。
どちらにせよ、癖もなく良いカードです。
【OGW】シミック連合大歓喜な、無色2マナのインスタント除去
2015年12月29日 雑記(カードレビュー) コメント (4)
多相でなくなった代わりに、無色になった《名も無き転置》こと《次元の歪曲》が登場しました。
一応どのデッキにも入れられる除去ではあるものの、必ず無色マナが必要なので、3色以上だとちょっと採用は難しいでしょう。
この多色推奨環境では、私のように無駄に2色にこだわるメリットは全くなかったのですけど、このカードのお陰で少しは大義名分が出来ましたよ。(笑)
シミックには兎に角除去が乏しいですから、序盤の除去を任せられるこのカードはまさに朗報。
《カマキリの乗り手》や《ヴリンの神童、ジェイス》といった厄介なクリーチャーを、タイムラグ無しで落とせるのは本当に大きいです。
しかも、後半は追加の3点を叩き出してもくれますから、中々どうしてやってくれるカードじゃありませんか。
正直これをアブザンが使って、序盤に除去として使いながら《包囲サイ》で7点パンチ!と言ってくると吐き気がしますが、うん、流石に3マナ以上のデッキには入らないと信じます。
逆に、サイが7/2になった隙に、こちらも《次元の歪曲》をプレイして除去する、なんて事もありえますけどね。
ちょっとテンポが遅くなりますが、《鏡の池》を使ってタフネス6までを葬っても良いですし。
クリーチャートークンにもなり、歪曲の為のマナ要員にもなるので、《鏡の池》はシミックデッキに合いそうなのですよねぇ。
超多色環境過ぎて敬遠しておりましたが、スタンダードのやる気が少しずつ湧いてきました。
あとはシミックデッキに入りそうな青緑のカードを願うばかりです。
一応どのデッキにも入れられる除去ではあるものの、必ず無色マナが必要なので、3色以上だとちょっと採用は難しいでしょう。
この多色推奨環境では、私のように無駄に2色にこだわるメリットは全くなかったのですけど、このカードのお陰で少しは大義名分が出来ましたよ。(笑)
シミックには兎に角除去が乏しいですから、序盤の除去を任せられるこのカードはまさに朗報。
《カマキリの乗り手》や《ヴリンの神童、ジェイス》といった厄介なクリーチャーを、タイムラグ無しで落とせるのは本当に大きいです。
しかも、後半は追加の3点を叩き出してもくれますから、中々どうしてやってくれるカードじゃありませんか。
正直これをアブザンが使って、序盤に除去として使いながら《包囲サイ》で7点パンチ!と言ってくると吐き気がしますが、うん、流石に3マナ以上のデッキには入らないと信じます。
逆に、サイが7/2になった隙に、こちらも《次元の歪曲》をプレイして除去する、なんて事もありえますけどね。
ちょっとテンポが遅くなりますが、《鏡の池》を使ってタフネス6までを葬っても良いですし。
クリーチャートークンにもなり、歪曲の為のマナ要員にもなるので、《鏡の池》はシミックデッキに合いそうなのですよねぇ。
超多色環境過ぎて敬遠しておりましたが、スタンダードのやる気が少しずつ湧いてきました。
あとはシミックデッキに入りそうな青緑のカードを願うばかりです。
Jori En,Ruin Diver
1青赤
マーフォーク、ウィザード
レア
伝説のクリーチャー マーフォーク・ウィザード
各ターンに、あなたが2つ目の呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
2/3
そこそこのサイズを持つマーフォーク。
呪文であればなんでも良いので、軽い呪文を叩きつけていけば、どんどんドローを加速することが出来ます。
マナ域は被るものの、《ジェスカイの隆盛》や《ジェスカイの導師》が一緒にいればとんでも無いことになりますし、単純にウィニー系や軽い呪文を中心としたデッキの息切れ防止役として、良い働きをしてくれそうです。
あとは3マナという重さがどこまで容認されるかですけど、下の環境でのマーフォークデッキとの組み合わせも期待したいところ。
EDHだと、かなりやってくれそうな統率者。
何はともあれ、シンプルながら実に良いカードですね。
《鏡の池》
2◇と生け贄&タップで、自分のインスタントかソーサリー呪文をコピー。
4◇と生け贄&タップで、自分のクリーチャー1体のコピートークンを出す。
上が実質4マナ、下が6マナと無茶苦茶重いですけど、普段は土地として運用出来るので、山札を圧迫しないのは良い感じですね。
3マナの呪文が対象ならば、7マナで2回プレイ出来ると考えると悪くは無いですし、《包囲サイ》や《風番のロック》のトークンを出せるのは凶悪。
色や重さとの兼ね合いになりますが、デッキに複数枚入れていても損をしない神話レアなので、値段の動向が気になるところです。
《戦慄の汚染者》
3◇と墓地のカードを1枚ぶん投げることで、そのパワー分のライフを失わせることが出来ます。
出した次のターンには、2回起動して10点以上のライフを失わせつつ、6/8で殴りにいけるので、7マナは重いとは言え、なかなかな性能ですよね。
むしろその性質上、墓地を肥やしてマナを伸ばすという手間が必要ですから、重くたって問題ありませんし。
まずは《未開地の捜索》や《境界の探索》などで土地を確保しつつ、クリーチャーを墓地に送る黒緑系のデッキが考え付くところ。
正直今の環境は多色過ぎて、思わぬデッキに入る事もありそうですが、能力の起動に◇が必要なので、それがデッキ構築にどう影響するかですね。
《Goblin Dark-Dwellers》 (3)(赤)(赤)
クリーチャー – ゴブリン
レア/BOX購入特典
威迫
Goblin Dark-Dwellersが戦場に出たとき、あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが3以下であるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。そのカードがこのターンあなたの墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。
4/4
場に出た際に、墓地の3マナ以下の呪文をタダで唱えられる。
うん、CIP能力というだけで、ヤバそうな匂いがプンプンしますね。
瞬速を持たないので、《瞬唱の魔道士》の様な意表をつく使い方は出来ませんし、5マナというのもやや重めではありますけど、書いてある事は間違いなく強力です。
しかも、戦闘力自体は4/4威迫持ちと、フィニッシャー級ですし。
スタンダードのみで考えても、各種命令や《はじける破滅》が使い回された上に4/4が残るというだけで、もう絶望しか見えません。
《軍族童の突発》なんて、トークンが6体出てきてしまいますからね。
はまってしまった時のアド差が酷過ぎますよ。
ファッティ好きとしては、マナ加速カードとの組み合わせも推したいところ。
《ニッサの巡礼》→《Goblin Dark-Dwellers》→《ニッサの巡礼》を墓地からプレイ
と繋げるだけで、山札圧縮と土地事故を防ぎながら、《龍王アタルカ》や7マナのエルドラージが出てしまいます。
もしもエルドラージデッキならば、新カードであるインスタント《紅蓮地獄》こと《コジレックの復活?》を、《Goblin Dark-Dwellers》で再度2点ダメージをばら撒くか、エルドラージで5点ダメージにするかという、相手の展開状況を見て使い分けることも可能です。
その際は《ニッサの巡礼》ではなく、インスタント・タイミングで唱えられる《自然の繋がり》を採用し、3ターン目の相手の出方によって動きを変えるプレイング、というのも面白いかもしれません。
ちょっと後ろ向きな使い方ならば、《部族養い》を事前に唱えておき、《Goblin Dark-Dwellers》で再度プレイした際に、獰猛達成で10点ライフを得る。
《工匠の天啓》や《群れの集結》といったカードで《Goblin Dark-Dwellers》を引き込みながら墓地も肥やし、CIP能力で新たに唱えられる呪文の幅を増やす、なんていう使い方も。
スタンダード限定でざっと考えただけでも、これだけ組み合わせられるカードがあるのですから、下の環境だとさらに凄いことになりそうです。
まぁ、5マナという重さがどこまで許容されるか、ですけどね。
勿論、EDHであれば言わずもがな、です。
2マナ4/4威迫持ちに3マナの呪文を抱き合わせたと考えると、かなりのコストパフォーマンスを発揮するこのカード。
使われるかどうかは環境の速度次第とは言え、非常に期待の出来る1枚ですね。
【OGW】打ち消し封じのスフィンクスと、インスタント全体除去火力
2015年12月15日 雑記(カードレビュー) コメント (3)《Sphinx of the Final Word》
(5)(青)(青)
クリーチャー – スフィンクス
神話レア
Sphinx of the Final Wordは打ち消されない。
飛行、呪禁
あなたのコントロールするインスタント・呪文やソーサリー・呪文は呪文や能力によって打ち消されない。
5/5
自身は打ち消させないし、後続の呪文も打ち消させないぞ!という強い意志を感じさせる、打ち消し嫌いなスフィンクス。
過去に何か、辛いことでもあったのでしょうかね。
打ち消し呪文に家族を殺されたとか。(何
打ち消されない上に呪禁まで付いているので、コントロール系相手に出せたら相当有利です。
7マナで打ち消されないというと、少し前に活躍した《真珠湖の古きもの》を思い出します。
あちらは瞬速に除去回避という強みがありましたが、こちらも中々なもの。
飛行までついておりますし、フィニッシャーの素質は十分すぎるくらいありますよね。
あとはコストの重ささえどうにかなれば、きっと活躍してくれる筈です。
《Kozilek’s Return》
(2)(赤)
インスタント
神話レア
欠色
Kozilek’s Returnは各クリーチャーに2点のダメージを与える。
あなたが点数で見たマナ・コストが7以上であるエルドラージ・クリーチャー・呪文1つを唱えるたび、あなたはあなたの墓地からKozilek’s Returnを追放してもよい。そうした場合、Kozilek’s Returnは各クリーチャーに5点のダメージを与える。
今回の大量リークされたカードの中で、私が1番心惹かれたカードです。
1マナ重くなったものの、インスタントで撃てる《紅蓮地獄》はやはり強力ですし、欠色のおかげでプロテクションが効きませんからね。
EDHなどでたまに見かける、クリーチャーの防御をプロテクションに頼っている相手には、かなり有用そうです。
そうやって序盤に場を掃除しつつ、7マナまで伸びたら本領発揮。
なんと、7マナ以上のエルドラージ呪文をプレイするだけで、コストをかけずにタフネス5以下のクリーチャーを一掃出来てしまうのです!
《包囲サイ》だろうが《龍王オジュタイ》だろうが、コジレックが復活する際の衝撃には、ひとたまりもないということなのでしょう。
これが《絶え間ない飢餓、ウラモグ》だったら、物凄いことになりますね。
例え色が合わなくとも、重いエルドラージを使うデッキであれば、タッチで入れておく価値は十分にあります。
ビッグマナは出だしが遅いので、序盤から攻めてくる相手を一掃するのには十分ですし、そうやって撃っておくだけで、後半も腐らない全体除去になるのは相当助かる筈。
ただ、欠点として、自分のマナクリーチャーも死滅してしまう為、マナ加速手段はよく考えないといけません。
特に今のスタンダードは、マナ加速の選択肢はそう多くありませんからね。
今後登場するカードに注目していきたいところです。
【OGW】新チャンドラと新ニッサ
2015年12月15日 雑記(カードレビュー)《Chandra, Flamecaller》
(4)(赤)(赤)
プレインズウォーカー – チャンドラ レアリティ:神話レア
[+1]:速攻を持つ3/1の赤のエレメンタル・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。次の終了ステップの開始時にそれらを追放する。
[0]:あなたの手札にあるカードを全て捨て、その後それらの枚数に1を足した枚数のカードをドローする。
[-X]:Chandra, Flamecallerは各クリーチャーにX点のダメージを与える。
[4]
取り合えず、6マナで全体に4点ダメージを与える火力として使い、その荒野を、2枚目のチャンドラで出した3/1エレメンタルが侵略する、というイメージで良いのでしょうかね。
なんだったら、いらない手札を交換してくれるので、どこを取っても無駄にはならないカードなのですけど、流石に6マナは重いのですよねぇ。
イラストのチャンドラは、すっごく楽しそうですけどね。
こんなのが後ろから追っかけてきたら、私だったら全力で逃げる。(何
《Nissa, Voice of Zendikar》
(1)(緑)(緑)
プレインズウォーカー – ニッサ レアリティ:神話レア
[+1]:0/1の緑の植物・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
[-2]:あなたのコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
[-7]:あなたはX点のライフを得てX枚のカードをドローする。Xはあなたのコントロールしている土地の数である。
[3]
ん?うん・・・ん?
やっていることは、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》の劣化版。
色もマナ域も違うのだから仕方がないのですけど、今の緑って、1マナのマナ加速がないじゃないですか。
なので、スタンダード目線で見れば、このカードは3ターン目に出るカードであり、3ターン目にやりたい行動とは、ただの0/1の壁を呼び出すことでも、クリーチャーが少ないのに+1/+1カウンターをばら撒くことでもありません。
奥義も勝ちに直結するものではなく、性能に疑問符が付きます。
が、3マナで忠誠度が4になり、自分で身を守れてヘイト値も上げにくい効果ですから、生き残りはしやすそう。
生き残るってことは、それだけ活躍するチャンスがあるってことです。
他のカードとのシナジーに期待しましょう。
【統率者2015】顔芸スフィンクスと幽霊議員
2015年11月6日 雑記(カードレビュー) コメント (3)《変容する炎、アルジュン》
呪文を唱える度に、いらない手札を入れ替えられるのはかなり有用ですね。
1回使ってしまえば、そんなに何度も使う能力ではありませんけど、《Wheel of Fortune》や《意外な授かり物》、《魂の再錬》といったカードは赤青に多いので、さらに手札の質を高められるでしょう。
5/5飛行の統率者は単純に戦力になりますし、なんと言っても顔が卑怯。(2枚目・拡大画像)
これを使うプレイヤーの方が、ずっとこんな顔芸をしていたら、笑ってしまって勝負どころではありませんよね。(笑)
《幽霊議員カルロフ》 (白)(黒)
伝説のクリーチャー – スピリット・アドバイザー
神話レア
あなたがライフを得るたび、幽霊議員カルロフの上に+1/+1カウンターを2個置く。
(白)(黒),幽霊議員カルロフの上にある+1/+1カウンターを6個取り除く:クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
2/2
1ターン目から《魂の管理人》を置くような、ソウル・シスターズちっくなデッキを組みたくなる1枚。
2マナと軽い上に、どんどん巨大化していくので、対処されなければ統率者ダメージによる瞬殺も狙えます。
一応除去能力も持つので、それなりにカウンターが貯まっていれば、除去に対応して1、2枚道連れ出来るのも心強いですよね。
もしかしたら、レガシーなどでも使えるかも?と話題になっておりますが、コンボに強いとは言えないソウル・シスターズが、果たして生き残れる環境なのですかねぇ?
勿論、別にソウル・シスターズではなく、《死儀礼のシャーマン》が入っているようなデッキに1、2枚入れておく、なんていうのもありかとは思いますけども。
それにしても、どうして幽霊議員って、基本的に強いカードばかりなのですかね。
パルパルパルパル・・・
《Thief of Blood》 (4)(黒)(黒)
クリーチャー – 吸血鬼
アンコモン
飛行
Thief of Bloodが戦場に出るに際し、全てのパーマネントから全てのカウンターを取り除く。Thief of Bloodはこの方法で取り除いたカウンターの数に等しい+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
1/1
スーパー《共食いスパイク》。
+1/+1カウンターを乗せるのがワイフワークなシミックにとって、普通に除去を撃たれるよりも厄介なカードだと言えます。
しかも、カウンターであればなんでも良いので、PWの忠誠カウンターや、99個まで貯めた《らせんの円錐》の塔カウンターまで持っていかれてしまいますからねぇ。
6マナなので、積極的に使われる部類ではないと思いますが、PWを始めとしたカウンター・キラーとして、その存在は認識しておきたいところです。
《Rite of the Raging Storm》 (3)(赤)(赤)
エンチャント
アンコモン
稲妻の憤怒獣という名前のクリーチャーはあなたやあなたのコントロールするプレインズウォーカーを攻撃できない。
各プレイヤーのアップキープの開始時、そのプレイヤーは稲妻の憤怒獣という名前のトランプルと速攻と「終了ステップの開始時に、このクリーチャーを生け贄に捧げる。」を持つ5/1の赤のエレメンタル・クリーチャー・トークン1体を戦場に出す。
「さぁ殴り合え!ただし、私以外とな!」という、暴虐無人な発言をしてしまいたくなる素敵なエンチャント。
毎ターン5/1・トランプル・速攻という、決して小さくはないサイズを対戦相手に提供させ、殴り合いを推奨出来ます。
攻撃強制能力はありませんから、対戦相手は攻撃しないことを選んでも良いのですが、《ボール・ライトニング》もどきを渡されたら、攻撃したくなるというのが人情というもの。
そして、どうせタダで手に入る戦力ですし、何をしなくとも消えてしまうので、だったら攻撃してやれ、ともなるでしょう。
そんな妥協による攻撃が「さっきはよくも殴ったな!」という遺恨を残す結果となり、殺伐とした戦場が出来上がるのです。
実に多人数戦向けな、面白いカードですね。
血みどろな雰囲気作りをしたいプレイヤーさんは、是非使ってみてください。
《思考の器》
《聖遺の塔》がアーティファクト化したようなカード。
手札が溢れ返りやすい《首席議長ゼガーナ》デッキには最高のマナ・アーティファクトです。
マナ加速のついでに、《核の占い師、ジン=ギタクシアス》みたいなカードの対策や手札が増え過ぎた時の保険をかけられるので、悪くない選択肢だと思います。
まぁ、ジン=ギタクシアスを高確率で叩きつけてくるデッキなんて、私以外にはあまりいないと思いますけどね。(笑)
《ネル・トース族のメーレン》
一時期そのイラストから、《死儀礼のシャーマン》ではないか?と言われていたカードですね。
自軍のクリーチャーが死亡する度に経験カウンターが乗り、ターン終了時にカウンターの数よりも小さいマナコストのカード1枚を釣り上げます。
もしも大きなカードしかなくとも心配ご無用。
その場合は手札に戻しますと、ふむ、なかなかに細かなところにまで手の届く能力ではないですか。
自壊出来るクリーチャーやサクり台を用意しておけば、ガンガン経験カウンターを増やせますし、自分の能力で回収出来るので、ある意味自己完結しております。
ただ、効果を発揮するのがかなり悠長ですから、そこをどう補うかですね。
デッキの組み甲斐がある良いカードです。
《無慈悲なる天使、アンヤ》 (3)(赤)(白)
伝説のクリーチャー – 天使
神話レア
飛行
無慈悲なる天使、アンヤはライフの総量が初期ライフ総量の半分未満である各対戦相手1人につき+3/+3の修正を得る。
ライフの総量が初期ライフ総量の半分未満である対戦相手がいる限り、無慈悲なる天使、アンヤは破壊不能を持つ。
4/4
アニャだと思ったら、アンヤでした。
それはさておき、自分が優勢な時にさらに強くなるという、無慈悲というよ弱者に鞭打つ嫌な性格に見えてしまう能力ですね。
いやまぁ、言いがかりですけども。
対戦相手全員のライフが19以下なら、13/13・飛行・破壊不能。
1人倒してしまったら弱体化しますし、そこまで相手を追い詰められているなら、この天使は必要ない気がします。
それだと話が終わってしまいますから、もしもデッキを組むとすれば、全員を巻き込む火力呪文とか、《ミシュラのアンク》や《呪文ショック》などを使って、積極的にライフを削っていきたいところですね。
1回のゲームが手短に終わりますし、そういう意味では良い緊張感を持たせてくれるデッキが組めそうです。
《Grasp of Fate》 (1)(白)(白)
エンチャント
レア
Grasp of Fateが戦場に出たとき、各対戦相手1人につきそのプレイヤーのコントロールする土地でないパーマネントを最大1つまで対象とし、Grasp of Fateが戦場を離れるまでそれを追放する。
うぅむ、強い。
1枚で3枚追放出来るとか、単純に強過ぎません?
まぁ、その分一気にヘイト値は上がりますから、その後の展開は苦労しそうですが。
あくまでも最大ですから、交渉の材料にしたり、一番展開しているプレイヤーの妨害だけを行ったりと、結構柔軟には使えます。
英雄になるか、魔王になるか。
人はその行いの選択一つで、どうとでも未来を変えられるのです。
《Great Oak Guardian》 (5)(緑)
クリーチャー – ツリーフォーク
アンコモン
瞬速、到達
Great Oak Guardianが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を得る。それらをアンタップする。
4/5
すべてのクリーチャーがアンタップするので、相手の攻撃に対してプレイすれば、例えタップ状態だったとしてもふた回り大きな軍勢でブロックできますし、ついでに6/7の到達持ちが、ドラゴンだろうと天使だろうと、がっちり受け止めてくれます。
まぁ、正当な使い方はそんな感じなのでしょうけど、大体は《鏡割りのキキジキ》で無限トークン元として使われるか、エルフ関連のビッグマナで全体強化及びマナ補充係になるのでしょうね。
私もシミックデッキに入れるなら、マナクリーチャーや《狙い澄ましの航海士》と組み合わせて、無限パンプを狙うと思います。
どう足掻いてもコンボ脳。
うん、仕方ありませんね。
《輪の大魔術師》
《Wheel of Fortune》内臓クリーチャー。
タイムラグこそあるものの、インスタント・タイミングで使えるのは強力ですし、普通に3マナ3/3ですから、戦力としても十分。
と言いますか、クリーチャーにこういう能力を持たせると、確実に使い回されて酷いことになると思うんですけど!
しかもシングルシンボルって!
レガシーで使われる可能性もありそうな、良いカードです。
あとこれ、サイクルなのですかねぇ?
《Mizzix’s Mastery》 (3)(赤)
ソーサリー
レア
あなたの墓地にあるインスタントかソーサリーであるカード1枚を対象としそれを追放する。この方法でそれらのカードを追放した場合、それをコピーし、あなたはそのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。Mizzix’s Masteryを追放する。
超過 (5)(赤)(赤)(赤)
8マナで墓地のインスタントとソーサリー全部唱えるよ!というのがなんとも派手ですけど、普通に4マナで1枚唱えられるだけでも強いですよね。
上記の《輪の大魔術師》で墓地に《抹消》なんて落ちていたら、吐きそうになります。
《煮えたぎる歌》などでマナ加速してストームを稼いだり、追加ターン呪文を連打してマナを貯めつつ、最後に超過で撃ってさらに追加ターン得ますね!と言っても良い感じ。
うぅむ、面白恐ろしいデッキが登場しそうですねぇ。
《払暁の回収者》
自分のターン終了時に、対戦相手とお互いに墓地からクリーチャーを選び合い、それを出すという、些か変則的なリアニメイトクリーチャー。
互いに、多分1番害のないクリーチャーを選ぶのでしょうけど、危険物しかなくとも選ばなくてはいけないので、そこは上手く墓地掃除で調整していきたいところです。
6マナと重く、自分のターン終了時の誘発なので、相手の方が先に動いてしまいますけど、相手を選んだり、ちょっとした交渉にも使えそうだったりと、EDH向けの良いカードです。
それと、選ぶのは強制ですが、最終的に出すかどうかは自分の任意なので、交渉したのに相手が裏切っても安心ですね。(邪笑)
《エズーリの捕食》
エルフを導くナイスガイだったエズーリが、獣を引き連れるワイルドマンに。
でも私、そういうの嫌いじゃないから!
8マナとめちゃくちゃ重いですけど、対戦相手全員がコントロールする数に等しい4/4トークンを出せるのは、凄まじいの一言。
格闘は強制であり、別のクリーチャーを指定しなければならないので、一方的にやられてしまうこともありますし、1体を2体で格闘して倒す、ということも出来ません。
なので、効果の割には、場に残るトークンは少ないかもしれませんが、相手のタフネス4以下を全滅させた挙句、4体くらい場に残るのであれば御の字です。
これは使ってみたくなりますねぇ。
ちなみに、《似通った生命》などで、トークンが2倍出せる状況だった場合、ビーストトークンは2倍出ますが、《エズーリの捕食》自体の効果で別々の獲物を狙わなければならない都合上、その増えた分はあぶれるので格闘しない、という処理で合っておりますか?
《髑髏蛇》
2枚目の《永遠の証人》。
対戦相手も回収出来るので、ブリンクなどで使い回そうとすると、妨害手段を回収されて防がれるというリスクがありますが、そこは多人数戦ですからね。
一番害のない対戦相手を選べば良いのですし、そもそも墓地掃除したって良いので、どうとでもなりそうです。
タフネス3に接死持ちですから、やや後ろ向きですがブロッカーとして役に立つ上、種族は蛇です。
《ガイアの揺籃の地》と、《溢れかえる果樹園》のような1枚で青青を生み出せる土地。
そして《断絶》があれば、緑と青マナを無限に生み出せるようになりますし、《そう介の召喚術》も延々回収出来るので、無限トークンになります。
コンボを始める前に、《そう介の召喚術》でトークンを出しておけば、スマートに《ガイアの揺籃の地》のマナを増やせる上、《大蛇の大魔導師、かせ斗》がいるのであれば、無限マナから先に出しておいた蛇トークンを強化して、ブロックされずに一撃必殺を決めることも可能。
うぅん、蛇デッキが熱くなりますね!
【統率者2015】新・エズーリの効果が判明
2015年11月3日 雑記(カードレビュー) コメント (3)《進化の爪、エズーリ》
(2)(緑)(青)
伝説のクリーチャー – エルフ・戦士
神話レア
あなたのコントロール下でパワー2以下のクリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたは経験カウンターを1つ得る。
あなたのターン中の戦闘の開始時に、あなたのコントロールする他のクリーチャー1体を対象とし+1/+1カウンターをX個置く。Xはあなたの持つ経験カウンターの数に等しい。
3/3
《時の賢者》を出します。
《進化の爪、エズーリ》を出します。
《錯乱した隠遁者》を出し、攻撃宣言します。
_人人 人人人_
> 無限ターン <
 ̄Y^Y^Y^YY^ ̄
《進化の爪、エズーリ》を出します。
《魔の魅惑》を出します。
《大クラゲ》を延々出し入れします。
_人人 人人人人人 人人_
> 無限経験カウンター <
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^YY^ ̄
これはもう、悪さをしろとしか書いておりません。
さぁ皆様も、Let’s コンボ。
【統率者2015】シミック連合待望の、3マナの新・統率者!
2015年11月3日 雑記(カードレビュー) コメント (4)《Kaseto,Orochi Archmage》(1青緑)
伝説のクリーチャー – 蛇・ウィザード
(青)(緑):対象のクリーチャー1体はこのターン中ブロックされない。そのクリーチャーが蛇である場合、それはターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。
2/2
ついに来ました、シミックカラーの3マナの統率者です。
《トレストの密偵長、エドリック》が禁止カードなので、タイニー・リーダーズで使えるカードは、今までは《育殻組のヴォレル》しかおりませんでしたからね。
実に嬉しいですよ。
しかも、私の大好きな蛇クリーチャーですからねぇ。
これで堂々とシミックカラーの蛇デッキが組めるではありませんか。
いやぁ、WotCさん、本当に素晴らしいチョイスです。
分かってらっしゃる。
3マナ2/2で、青緑を支払えば対象のクリーチャーはブロックされなくなり、それが蛇なら+2/+2のオマケ付き。
うん、払う払う。
《知恵の蛇》とか《オーランのバイパー》とか、ブロックされないことで恩恵を受けるクリーチャーは多いですし、何と言っても自身が蛇ですからね。
4マナ払えば、それだけで回避不可能な6点統率者ダメージでしょう?
しかも、その手のデッキならば強化呪文も結構入るでしょうから、単発とはいえ速やかにプレイヤーを排除してくれます。
あと、実は蛇って、『嫉妬』の象徴として描かれることもあるのですよ。
嫉妬と言えば、水橋パルスィです。
シミックカラーで、待望の3マナの伝説のクリーチャーで、私の好きな種族である蛇で、しかもそれは嫉妬の象徴。
なんか、好きな要素が揃い過ぎていて怖いくらい。
えっ、もしかして、WotCさんがこのDNを見ている可能性が微レ存?<自意識過剰
【統率者2015】統率者カード3種類
2015年11月3日 雑記(カードレビュー)《蘇りしダクソス》
ダクソスって誰だっけ?と一瞬思ってしまいましたが、エルズペスの恋人だったキャラクターですね。
殺されたはずですが、まさかこんな形で再登場することになるだなんて。
同じく統率者2015に収録される、ボロスカラーの統率者に次ぐ、経験カウンター能力持ちのカードです。
白と黒は、除去にドローにロックにと、強力なエンチャントが多い色ですし、それを唱えていくだけで、手下のサイズを上げられるのは良い感じ。
そして、それなりにでも貯まったら、あとはマナのある限り増やしていけるので、専用のデッキを組めば面白い働きをしてくれることでしょう。
このカードを出してからエンチャントを唱えなければならず、能力使用でさらにマナがかかり、しかもダクソスがいないと勿論トークンが出せない・・・
などなど、手間と欠点は多々あるものの、これから待ち受けるであろうダクソスとエルズペスの苦難を思えば、そんな苦労はあってないようなものですよね。(何
《イズマグナのミジックス》
二ヴ=ミゼットの側近の肩書きが『イズムンディ』で、その中でも特に力を持つ者が『イズマグナス』と呼ばれるのだそうです。
つまりこのキャラは、相当な実力者、ということですね。
自分の経験カウンターよりも大きなインスタントかソーサリーを唱えれば、経験カウンターが増えていき、その数分それらの呪文のコストが軽くなる。
うん、この手の能力って、悪さしかしないのは実証済み。
やはり実力者の肩書きは伊達ではないようです。
これ自身が重く、2/2という貧弱サイズなので除去されやすいですけど、その分生き残れば暴れまくって、速やかにゲームは終了することでしょう。
ふと疑問に思ったのですが、例えば経験カウンターが2個乗っているときに、3マナのソーサリーを唱えた場合も、経験カウンターって乗るのですよね?
自身の効果で2マナ軽くなっているから、その呪文は1マナだ!ってことにはなりませんよね?
いつもこの、カード上のマナコストと呪文時のマナコストの増減ルールって、混乱してしまうんですよねぇ。
《クロールの死の僧侶、マジレク》
えっ、このキャラ昆虫で飛行持ちなのに、クロールして泳ぐの!?
腕が沢山あるから、進むの早そうですね!
マジレクさん、まじマジレク!
はい、恒例の新カード弄りはこのくらいにしまして、また随分癖のあるカードですね。
と言いますか、新しく登場する統率者達、3/3のボロスカラーを除いて全員2/2なんですけど、虚弱過ぎませんかねぇ?
誰かがパーマネントを生け贄に捧げれば、その分自軍のサイズが大きくなっていきます。
フェチランドは勿論、ゴルガリカラーには自壊するクリーチャーが豊富ですし、《煙突》を出しておけば全員を巻き込みながら爆発的に成長していけるので、あっという間に対戦相手を飲み込んでいけるでしょう。
重めなマナコストも、そもそも十分な下準備が必要な能力ですから気になりませんしね。
滅ぼす喜びと育てる喜びを同時に味わえるとは。
資源はなんでも有効活用する、実にゴルガリらしい1枚です。
【BFZ】《桜族の長老》が過労死しそうなリアニメイト天使
2015年9月18日 雑記(カードレビュー) コメント (3)《Emeria Shepherd》(5)(白)(白)
クリーチャー – 天使 レア
飛行
上陸 – あなたのコントロール下で戦場に土地1つが出るたび、あなたの墓地にある土地でないパーマネント・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻してもよい。その土地が平地である場合、あなたは代わりにその土地でないパーマネント・カードを戦場に戻してもよい。
4/4
土地でさえなければ、PWだろうがエルドラージだろうが、なんでも釣ってこれる豪快な天使。
7マナということで、《栄光の目覚めの天使》を彷彿とさせますけど、あちらは場に出ただけで人間を蘇らせたのに対し、こちらは単体だと仕事をしません。
その代わり、釣ってくるカードにほぼ制限がありませんから、これを高速で出すか釣りつつ、上陸も効率よく行えるデッキが組めれば、かなり悪さをしてくれるのではないでしょうか。
スタンダードだと、《書かれざるものの視認》で呼び出して、その際に墓地へ落ちたカードを上陸で釣る、というのが現実的そう。
同時に場に出すクリーチャーに、CIPか生け贄で平地を持ってこれるカードがあれば良いのですけど、何かありましたっけねぇ?
あとは表題にもしましたが、下の環境で《桜族の長老》と組み合わせたくなります。
長老の生け贄はコストなので、上陸誘発時には墓地にいるはずですからね。
この天使と長老が揃うだけで、山札の中の平地を全部場に出せますよ!
まぁ、だからなんだという話なのですけども。
本当に重くて豪快なカードが多いですから、電波デッキを組むのが凄く楽しそうなエキスパンションに思えてきました。
もしくはEDH御用達。
うぅん、すっかりスタンダード脳ではなくなっておりますねぇ。
【BFZ】占術ドロー、覚醒打ち消し、ドローできる土地の青三連打
2015年9月16日 雑記(カードレビュー)《ウギンの洞察力》
場に出ているパーマネントのマナコストが高ければ高いほど大量の占術ができ、しかもその選りすぐりの中から3枚引けます。
《アルハマレットの書庫》なら、占術5をした上で6枚ドロー、《絶え間ない飢餓、ウラモグ》なら、なんと占術10です。
これはもう、ほぼサーチカードと言っても過言ではないでしょうね。
現実的な話をするなら、やはり探査クリーチャーと組み合わせたいところ。
《黄金牙、タシグル》なら、序盤から呪文を連打していれば4ターン目には出せるので、5マナのこのカードと相性が良いでしょう。
5マナのソーサリーは少し重いものの、パーマネント依存でコントロール気味のデッキならば、十分採用候補です。
《Scatter to the Winds》(1)(青)(青)
インスタント レア
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
覚醒3 – (4)(青)(青)
打ち消した後に、3/3クリーチャーを残せる。
《神秘の蛇》に比べると重いものの、その分サイズは一回り大きいですし、土地は効果対象外のカードも多いので除去され辛く、普段は3マナの呪文としても運用でると、かなり強いですね。
覚醒付き全体除去《次元の劇高》やミシュラランドと合わせて、コントロールに是非使いたい1枚です。
《Blighted Cataract》
土地 アンコモン
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(5)(青),(T),Blighted Cataractを生け贄に捧げる:カードを2枚ドローする。
これは素晴らしい。
起動するのに全部で7マナ必要ですが、普段はそのまま土地として使えるので、デッキ枚数を圧迫しないドロー手段として採用できますし、土地の能力なので打ち消されもしません。
土地は引きすぎると悲しい気分になるものですが、これならば引いてもまだワンチャンス。
青が入っていて、マナ拘束の強いカードもそこまで多くないデッキならば、ビッグマナ、コントロールいずれにも、無理なく3、4枚入れられるでしょう。
収斂カードの連続で、青は一体どうなってしまうのだろうと思っておりましたけど、今回のこの3枚のカードで、大分取り戻した感じですね。
いやぁ、安心しました。
アンコモンのエンチャント、撤退サイクルが、白を除いて一気に公開されました。
いずれも3マナで、上陸で2つの内1つを選ぶという効果を持っております。
効果は重複しますし、コンスタントに土地が置けるちょっと遅めなデッキならば、使えそうなものばかりですね。
勿論、3ターン目の行動や3マナ域が空いていれば、ですけど。
個人的に悪さをしそうなのは、何と言っても青。
アンタップすると書かれた置物に、ロクなヤツはいません。
タップ能力も、普通に攻撃を通したり、相手の攻撃宣言に合わせてフェッチを切ったり、昨日公開されたコモンの土地サイクルで縛ったりと、使い勝手は抜群です。
が、アンタップ効果はそれ以上に悪さをするでしょうね。
マナクリーチャーがいれば、それだけでマナが伸びる訳ですし。
EDHでは勿論ですけど、スタンダードでも何かしらのコンボデッキが組めそうです。
因みに表題の件。
正直、ヴァラクートへの撤退(赤)はちょっと・・・と思うのですが、それでもそこそこ安全な場所があるのであれば、案外撤退場所として適しているのかもしれませんね。
少なくともエルドージ・トークンの追撃くらいは逃れられそうですし。
いや、それでもやっぱり滅茶苦茶不安ですけども。
エルドラージに襲われ続けているよりかはマシで、そもそも他の撤退場所も、安全とは言えないかも知れません。
が、ヴァラクートは伝説の土地じゃないので、撤退先に4枚あったらと思うと、ねぇ?(何
いずれも3マナで、上陸で2つの内1つを選ぶという効果を持っております。
青
・クリーチャー1体をアンタップ、またはタップ
・占術1
黒
・対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+1/+0&接死付与
・各対戦相手はライフ1点失い、自分は1点を得る(対戦相手の分、得る訳ではない)
赤
・クリーチャー1体は、ターン終了時まで+2/+0
・クリーチャー1体は、このターンブロック不可
緑
・クリーチャー1体の上に、+1/+1カウンターを1個置く
・あなたは2点のライフを得る
効果は重複しますし、コンスタントに土地が置けるちょっと遅めなデッキならば、使えそうなものばかりですね。
勿論、3ターン目の行動や3マナ域が空いていれば、ですけど。
個人的に悪さをしそうなのは、何と言っても青。
アンタップすると書かれた置物に、ロクなヤツはいません。
タップ能力も、普通に攻撃を通したり、相手の攻撃宣言に合わせてフェッチを切ったり、昨日公開されたコモンの土地サイクルで縛ったりと、使い勝手は抜群です。
が、アンタップ効果はそれ以上に悪さをするでしょうね。
マナクリーチャーがいれば、それだけでマナが伸びる訳ですし。
EDHでは勿論ですけど、スタンダードでも何かしらのコンボデッキが組めそうです。
因みに表題の件。
正直、ヴァラクートへの撤退(赤)はちょっと・・・と思うのですが、それでもそこそこ安全な場所があるのであれば、案外撤退場所として適しているのかもしれませんね。
少なくともエルドージ・トークンの追撃くらいは逃れられそうですし。
いや、それでもやっぱり滅茶苦茶不安ですけども。
エルドラージに襲われ続けているよりかはマシで、そもそも他の撤退場所も、安全とは言えないかも知れません。
が、ヴァラクートは伝説の土地じゃないので、撤退先に4枚あったらと思うと、ねぇ?(何